こんにちは!

台東区議会議員 本目さよ(ほんめさよ)です。

最後の質問、

アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!

アンケートをもとに、(もちろん、区への調査もしつつ)質問と提案を練り上げました。

動画はこちら↓

<質問>

2,学校教育における私費負担を把握し、軽減することについて伺います。

「義務教育は、これを無償とする」とはなっていますが。公立学校において、無償とされているのは授業料と教科書についてです。
その他の学校で使用するものについて、様々な費用が掛かっています。

1)そもそも、義務教育に関する私費負担をなるべく軽減するべきだと考えています。
軽減の手法はいくつか考えられますが、

1,まずは、教材費について。適切に使われているのか?のチェックを実施するべきです。

同じ徴収金の給食費については、給食の試食会が実施されたり、学校側と保護者側の代表者による監査も実施されたりとチェックする機会があります。
教材費においても何かしらの形で適切に使われているのか?のチェックをすることで、私費負担の軽減につながるのではないでしょうか?

台東区立小中学校の保護者に教材費、学用品費の負担感についてアンケートを実施したところ、52名の保護者の方が回答してくださいました。
数は多くはないですが、7割以上の方が何よりも標準服や、消耗品である上履きや毎年買い替えざるをえないことも多く、
プライベートでは使用がしづらいスクール水着などの指定品、推奨品について負担感を抱いている人が多いことがわかりました。
推奨品、指定品を学校が保護者に通知するときに、あくまで「推奨」である旨をしっかり明記をしていくことで、保護者負担が減るのではないでしょうか?


2,また、年に数回しか使用しない学用品は購入ではなく、学校備え付けやリサイクルによる使用を推進するべきです。

例えば、ある中学校では年に3時間程度しか実施しない柔道において、柔道着を用意させているそうです。
他の自治体では学校からレンタルをしている場合もあると聞きます。
年に数回しか使用しない学用品について、購入ではなく学べる形をどのように担保していくのか?
就学援助があるから、という意見もありますが、少しでも就学援助の基準金額を超えた家庭の負担や、
そもそも標準服があるからこその家庭の負担金額についても台東区ではしっかりと考えていかなければならないのではないでしょうか?

また、就学援助についても、各項目によって実費負担であるものと上限金額が設定されているものがありその基準が明確でないことなど、
実情との乖離が見られる部分があるのではないでしょうか?

今後、そのあたりも含めてきちんと現状把握をした上で保護者負担がなるべく少なくなるようにするべきだと考えます。
国の制度のため区でできる範囲が限定はされていますが、生活保護の制度ともすり合わせをして、
生活困窮の方については負担がなく、過不足なく教育が受けられるような形に全般的な見直しをしていくべきです。
学校任せにするのではなく、さまざまな方策を通じて、教育委員会としてできる限り私費負担を減らす努力をするべきと考えますが、教育長のご所見を伺います。

さらに、あらたなトピックとして、

2,部活動の地域移行にともなう現状の把握について伺います。

部活動の地域移行が文部科学省によってすすめられようとしています。
その際に懸念とされているのが、場所を地域で確保することや外部人材の活用による金銭面・労務面での保護者負担の増加です。
ただ、現状、教育委員会では部活動についてどの程度保護者が負担をしているのか? 認識していないと聞きます。
しっかりと実態をまずは調査して教育委員会として把握すべきと考えますが、教育長のご所見を伺います。

<教育長答弁>

二 学校教育における私費負担を把握し、軽減することについて

本目議員の学校教育における私費負担についてのご質問にお答えをさせていただきます。

まず、私費負担の軽減についてでございます。
公立小中学校の私費につきましては、個人に直接還元される教材費や給食費などを保護者から一時的に預かるものや、
PTAなどの関係団体が集める納入金などがあり、毎年保護者にご負担をしていただいているところでございます。
これらにつきましては、国の通知において、保護者等の経済的負担が過重なものとならないよう、留意することが求められております。
そのため、学校におきましては、上履きや水着等の学校推奨品を保護者に案内をする際に、別の同等品でも利用できることをお伝えすることや、
リサイクルを実施するなどの取り組みを行ってまいりました。

教育委員会といたしましては、保護者等からいただいているご意見や、東京都が実施する調査等の集計結果、
さらには各学校やPTAが実施しているリサイクルの状況等をもとに校園長会と話し合いを行い、
引き続き、私費負担の軽減となるよう取り組んでまいります。


次に、部活動の地域移行化にともなう現状の把握についてでございます。

部活動の地域移行における会費等の保護者負担につきましては、区民の関心が高いものと認識をしております。
本区におきましても、検討委員会を定期的に開催しており、保護者負担を詳細に把握する必要があるとの意見が出ているところでございます。
教育委員会といたしましても、各学校の部活動に係る保護者負担のより詳細な現状を踏まえ、
部活動の地域移行に際して保護者に過重な負担がかからないよう、具体的な方策を検討してまいります。

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「別の同等品でも利用できることをお伝えすることや、リサイクルを実施するなどの取り組みを行ってまいり」って、

お伝えが十分でないので、今回わたし、質問したんだけどな~という感じでした。

(この回答のあと、担当課長には伝えました!!!)


台東区議会議員 本目さよ(ほんめさよ)