こんにちは!台東区議会議員の本目(ほんめ)さよです。
今年度の区の予算を審議しまして、本目からも多くの質問・提言をしましたので順にご報告します。
報告をしそびれてこんな時期になってしまいました・・・!
ジンジャー:「こんにちはにゃ!今日は防災のお話だにゃ?」
本目さよ:「そうよ、ジンジャー。特に乳幼児のための備蓄について質問したのよ。」
ジンジャー:「赤ちゃんのための備えって、大切だにゃ。具体的にはどんなことを聞いたのかにゃ?」
本目さよ:「まず、哺乳瓶の数について聞いたわ。区の回答では、乳児300人(避難者の0.6%)に対して1人1本用意しているそうよ。」
ジンジャー:「1人1本?それって足りるのかにゃ?」
本目さよ:「そうなのよ。災害時に煮沸消毒する手段がない可能性を考えると、1本では厳しいわね。でも、区の担当者によると、避難所には紙コップが4,000個用意されているそうよ。紙コップを使って授乳することも想定しているみたい。」
ジンジャー:「なるほど。でも、赤ちゃんに紙コップで飲ませるのって難しそうだにゃ。」
本目さよ:「確かにね。でも、カップフィーディングという方法があって、新生児でも可能なのよ。これについては、もっと周知が必要だと思うわ。」
ジンジャー:「おむつの備蓄はどうなっているにゃ?」
本目さよ:「避難者の1.3%、約660人分を想定しているそうよ。1日5〜6回の交換を想定して、LサイズとSサイズ合わせて11,000枚を備蓄しているわ。」
ジンジャー:「でも、大きい子用のおむつもテープ式だったんだよね?それって使いにくそうだにゃ。」
本目さよ:「そうなのよ。3〜4歳くらいの子でも夜だけおむつを使うケースもあるから、パンツタイプも必要だと思うの。現状のデータに即した備蓄が必要ね。」
ジンジャー:「災害時のミルクの配布はどうなっているにゃ?」
本目さよ:「粉ミルクのスティックタイプを、1人1日12本分用意しているそうよ。でも、ミルクの配布には注意が必要なの。」
ジンジャー:「どんな注意が必要なんだにゃ?」
本目さよ:「母乳育児をしている赤ちゃんにミルクを配ることは避けるべきなのよ。災害時でも母乳は止まらないし、むしろ赤ちゃんにとっては最適な栄養源なの。」
ジンジャー:「へぇ、知らなかったにゃ。でも、ミルクを使う場合はどうすればいいの?」
本目さよ:「70度以上のお湯で調乳する必要があるわ。これは衛生面で重要なポイントよ。こういった知識も広く周知する必要があるわね。」
ジンジャー:「なるほど。他に提案したことはあるにゃ?」
本目さよ:「はい、授乳服の備蓄も提案したわ。安心して授乳できる環境づくりは大切だと思うの。」
ジンジャー:「本目さんの提案、とても大切だと思うにゃ。これからどうなっていくのかにゃ?」
本目さよ:「区からの回答は前向きでしたが、私はさらに踏み込んだ対応が必要だと考えています。特に、母乳育児のサポートや適切なミルクの配布方法など、専門知識を持った人材の育成も重要です。今後も、みなさんからのお声を反映・要望を続けます。災害時の赤ちゃんケアは、小さな命を守る大切な取り組みです。みなさんも、ご家庭での備えについて考えてみてはいかがでしょうか?」
赤ちゃんのための台東区の災害時備蓄まとめ:
※基本的に家が安全ならば家にとどまります。
家が危険な場合だけ避難所へ。
避難所の場所は台東防災アプリをダウンロード!
- 哺乳瓶:
- 現状:乳児300人に対して1人1本
- 課題:煮沸消毒が難しい場合、1本では不十分
- 対策:紙コップ(4,000個/避難所)を使用したカップフィーディングの検討
- おむつ:
- 現状:避難者の1.3%(約660人分)を想定、1日5〜6回交換で計11,000枚
- 課題:大きいサイズがテープ式のみ、3〜4歳児の夜用需要に対応できていない
- 提案:パンツタイプの追加、年齢別の適切なサイズ配分
- ミルク:
- 現状:粉ミルクのスティックタイプ、1人1日12本分
- 注意点:
- 母乳育児の赤ちゃんには不要(災害時も母乳は止まらない)
- 70度以上のお湯で調乳する必要あり
- その他の提案:
- 授乳服の備蓄
- 安心して授乳できる環境の整備
- 母乳育児サポートと適切なミルク配布のための専門知識を持つ人材育成
- 今後の課題:
- カップフィーディングなどの代替授乳方法の周知
- 現状のデータに基づいた備蓄品の見直し
- 災害時の赤ちゃんケアに関する知識の普及
ジンジャー:「みんなで協力して、赤ちゃんを守る備えをしていけるといいにゃ!」