台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
2025/02/14の区議会で一般質問をしました。
「一般質問って何?」という方も多いと思いますので、まずはそこから説明しますね!
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一般質問って何?
一般質問とは、区議会議員が区の政策全般について、区長や教育長に質問や提案をする場です。
私たち議員は:
- 区民の皆さまの声を集め
- 課題を整理し
- 解決策を考え
- 区に提案・質問します
区長や担当部長からの答弁を通じて、具体的な政策の実現を目指していきます。
本会議場で行われる一般質問は、区の政策を変えていくための重要な機会です。
今回は、区役所の働き方改革について質問しました。
なぜ今、区役所の働き方改革なの?
「なぜ今、区役所の働き方?もっと優先すべき課題があるのでは?」というご意見もあるかもしれません。今回は、区民サービスの向上にとって、なぜ働き方改革が必要なのか、お伝えしたいと思います。
今、区役所で起きている課題
実は、区役所では深刻な問題が起きています:
- 窓口での待ち時間の増加
- 各種申請の処理に時間がかかる
- 職員の残業が増加(→税金の使い方にも影響)
原因は:
- 業務量の増加(保育、介護、高齢者支援など、求められる業務が増加)
- 職員の採用難(応募者数が減少)
- 職員の経験やノウハウの継承が難しい
このままでは、区民サービスの質の低下につながりかねない状況です。
現場の声から見えてきた課題
ある職員からこんな声がありました: 「ベテラン職員の持つ知識やノウハウを若手に伝える時間がない。結果として、同じような問い合わせに何度も時間がかかってしまう」
これまでは飲み会や職場での会話を通じて、こうした知識共有が行われてきました。しかし:
- 育児や介護との両立で参加できない職員も多い
- コロナ後、そうした機会が激減
- 結果として、区民の皆さまへのサービスにも影響が
予算を抑えながら、効果的な改善を目指して
「新しい取り組みにお金をかけすぎでは?」というご心配の声もいただいています。 そこで提案したのが:
- 既存の業務時間内での情報共有の場の設定
- 新たな残業を生まない
- 追加予算を極力抑える
- すでに導入済みの生成AIの有効活用
- 現在の利用率は月5回程度
- 使い方の共有で効果向上を目指す
- 導入済みツールの活用なので追加コスト不要
- オンラインの活用
- 場所を問わない情報共有
- 移動時間の削減
- 記録として残せる
区の対応は?
区からも具体的な取り組みが示されました:
- 人事評価面談の導入(上司からの一方的な評価ではなく、双方向のコミュニケーションを目指す)
- 生成AIのナレッジ機能導入(よくある問い合わせへの対応時間短縮)
- 世代を超えた情報共有の促進
これからどうなる?
この取り組みで目指すのは:
- 窓口での待ち時間短縮
- 申請処理の迅速化
- 職員の残業削減(=税金の効率的活用)
まだまだ改善の余地はあります。皆さまからも、区役所での手続きや対応で「ここを改善してほしい」というご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。 より良い区民サービスのために、現場の声を大切にしながら、具体的な改善を進めていきたいと思います。
#台東区 #働き方改革 #区民サービス向上 #議会質問
質問から政策実現までの流れ
一般質問での提案が、すぐに政策として実現されるわけではありません。 しかし:
- 課題を公の場で明らかにし
- 区の考えを引き出し
- 具体的な検討のきっかけを作る
という重要な役割があります。
皆さまの声を区政に届け、より良い台東区を作っていくために、これからも活動していきます