
こんにちは! 台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
待機児童ゼロを今年も達成!でも新たな課題も見えてきました
Q:今年の保育園の入所状況はどうなっていますか?
A:嬉しいご報告です!令和7年4月も待機児童ゼロを達成しました。これで3年連続となります。保育園に入れずに職場復帰を諦めざるを得なかったお母さんたちの声を受け、議会でも保育施設の充実を訴え続けてきた成果が表れています。
ただし、**待機児童ゼロだからって入り放題!ではないです!**保活はまだまだ必要です。
保活について知りたい方へ
Q:保育園選びや申し込みについて詳しく知りたいです
A:保活について知りたい方は、保活セミナーの動画を視聴できます。詳しくはこちらをご覧ください: https://ameblo.jp/hommeisayo/entry-12913296157.html
希望の保育園に入るためには、しっかりとした準備と戦略が必要です。ぜひ参考にしてくださいね。
入所率は86.3% ~空きが出てきた背景には~
Q:でも、保育園に空きがあるって聞きましたが?
A:その通りです。実は全体の入所率は86.3%で、定員4,369人に対して実際に利用しているのは3,771人。つまり約600人分の空きがあるんです。
これは一見すると「もったいない」と感じるかもしれません。でも、これはまるで冷蔵庫の野菜室のようなもの。ぎゅうぎゅうに詰め込むより、少し余裕があることで、急な転入や年度途中の入園希望にも対応できる。子育て世帯にとっては、いざという時の安心感につながっているんです。
だって、1年の育休で1歳になったら預けられない!よく聞きますよね。それがないように、0歳と1歳の空き定員には、区から補助を出しているんです!!なので年度途中の入園がしやすく(とはいえ、特に早生まれは大変ですが)なっています。
5年間で見えてきた変化
Q:なぜ空きが増えているんですか?
A:過去5年間のデータを見ると、令和3年は待機児童が15人いました。そこから施設を増やし続けた結果、令和5年に初めて待機児童ゼロを達成。一方で、少子化の影響もあり、園児数は徐々に減少傾向にあります。
あと、ポイントは、緊急保育室の閉室です。令和7年3月31日に閉室となり、70人分の定員がなくなりました。これは待機児童対策として一時的に設置していた施設で、その役目を終えたということです。
保育の質の向上へシフトチェンジ
Q:今後はどうなっていくのでしょうか?
A:「待機児童ゼロ」という量の確保から、次は「保育の質」の向上へとシフトしていく時期に来ています。
例えば、小規模保育所の入所率は80.6%、認証保育所は82.9%と、比較的余裕があります。これらの施設では、より手厚い保育や特色ある教育プログラムの実施など、質の向上に力を入れる余地が生まれています。
逆に定員が埋まらなさすぎると、だめなんですよね。保育園の経営が厳しくなってしまう。バランスがむずかしい。
また、事業所内保育所は100%の入所率となっており、働く親御さんにとって職場に近い保育施設のニーズは依然として高いことがわかります。
これからも子育てしやすい台東区を目指して
保育園の「量」の問題が一段落した今、次は保育士さんの働き方改善や、病児保育の充実、そして何より子どもたちが楽しく過ごせる保育環境の整備に力を入れていく必要があります。
あと私が気になっているのが、不適切保育をなくすこと。お隣墨田区では保育士による性的虐待や、中央区でも不適切保育があったと聞いています。台東区にもないとは言い切れない。なにかご不安な点があったら、お気軽にご連絡くださいね!!
引き続き、子育て世代の皆さんの声を聞きながら、「台東区で子育てしてよかった」と思っていただけるまちづくりを進めてまいります!