こんにちは! 台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
6月議会で報告された内容についてお伝えしますね。

先生の残業時間が着実に減っています!
Q:学校の先生って、すごく忙しいイメージがありますが?
A:その通りです。でも、嬉しいご報告があります!令和3年度から6年度にかけて、月45時間以内の時間外勤務でおさまっている先生の割合が大幅に増加しました。
- 幼稚園:72.6% → 87.9%(15.3ポイント上昇!)
- 小学校:65.2% → 74.5%(9.3ポイント上昇)
- 中学校:59.7% → 64.2%(4.5ポイント上昇)
特に幼稚園では、約9割の先生が適正な勤務時間内で働けるようになってきています。
なぜ残業が減ったの?
Q:どうして先生たちの残業時間が減ったんですか?
A:様々な「助っ人」を配置したからです。これは、まるで家事の分担のようなもの。一人で全部やろうとすると大変だけど、みんなで分担すれば、それぞれが本来やるべきことに集中できる。そんな仕組みを学校にも導入しました。
例えば:
- 副校長補佐:副校長先生の事務作業をサポート
- スクール・サポート・スタッフ:プリント印刷や教材準備のお手伝い
- 部活動指導員:専門的な指導で部活動を支援
- スクールカウンセラー:子どもたちの心のケアを専門的にサポート
「留守番電話」も大きな効果
Q:他にはどんな取り組みをしているんですか?
A:実は「留守番電話の設置」も効果的でした。夜遅い時間の電話対応がなくなることで、
先生たちが帰宅しやすくなったんです。
また、学校閉鎖期間を設定し、夏休み期間中などに先生たちがしっかり休めるようにもしました。
これにより、新学期に向けてリフレッシュして子どもたちと向き合えるようになります。
令和7年度の新たな挑戦
Q:今年度はどんな新しい取り組みがあるんですか?
A:さらに働き方改革を進めるため、以下の新規事業をスタートします:
- 校内別室指導支援員の配置:不登校傾向の子どもたちへの支援
- 宿泊行事への人的対応:修学旅行などでの先生の負担軽減
- 学校法律相談デスク:トラブル対応を専門家がサポート
- 幼稚園の預かり保育の委託化:先生たちが保育に専念できる環境づくり
先生が元気だと、子どもたちも元気に!
Q:なぜ先生の働き方改革が大切なんですか?
A:それは、先生たちの笑顔が子どもたちの笑顔につながるからです。
疲れ切った先生より、元気な先生の方が、子どもたち一人一人としっかり向き合えます。授業の準備にも時間をかけられるし、新しい教育方法にもチャレンジできる。結果として、子どもたちがより良い教育を受けられるようになるんです。
本目としても、
随分前から、先生の働き方改革には取り組んできています。
まずはタイムカード自体がなく、印鑑オンリーで出勤管理をしていたとき(これ、何十年前じゃないんですよ!!)
から、まずはタイムカードの導入が決まり、
働き方改革をしよう!となっただけでも大きな一歩。
(平成29年にはまだ、タイムカード導入していませんでした)
まだまだ改善の余地はあります
中学校では、まだ約35%の先生が月45時間を超えて働いています。
部活動指導や進路指導など、中学校特有の業務もあり、さらなる支援が必要です。
今後も検討委員会を継続し、現場の声を聞きながら、台東区の実態に合った効果的な取り組みを進めていきます。
先生たちが生き生きと働ける学校は、子どもたちも生き生きと学べる学校。
これからも、教育現場の環境改善に全力で取り組んでまいります!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ