こんにちは!台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
9月17日の「子育て・若者支援特別委員会」で取り上げた内容を、母目線でわかりやすくお伝えしますね。
🎂 バースデーサポートの現状
1歳のお誕生日に6万円分の支援が受けられる「バースデーサポート」。
アンケートの回答率は、令和5年度76.9% → 令和6年度90.1%へとアップしました。
ただ、まだ「十分に高い」とは言えないのでは…と感じています。(6万円もらえるのに・・・!!)
さらに気になるのが「要フォロー」の人数。
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令和5年度:81人(9.3%)
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令和6年度:168人(16.2%)
と、倍増しています。
アプリの登録や活用がどのくらい進んでいるのか、また回答率アップが影響しているのか、それとも別の要因か…この点を区に確認しました。
📌 毎日の子育てで「あと一歩助けがほしい」家庭をどう支えるのかが、今まさに課題です。
🤱 産後ケアの利用状況
宿泊型の産後ケア利用率は、15.3% → 24.9%に上昇。
訪問型も 8.3% → 10.1%と増えています。
利用者が増えているのは心強いですが、制度の枠組みは変わっていません。
「もう少し長く使えたら…」という声は、私の元にも届いています。
👶 出産後すぐだけでなく、2歳くらいまで利用できる仕組みや、乳房ケアへの独自支援など、区に検討を求めました。
特に乳房ケアは1歳を超えても母乳をあげつづけている人もいること、保育園に入る4月のちょっと前に卒乳するケースも有ることから助産師さんからもニーズを聞いていたところです。
🧹 産後支援ヘルパーの課題
お手伝いに来てもらえる「産後支援ヘルパー」は、単胎世帯の利用率が17.6% → 21.6%へアップ。多胎世帯も50%と高い水準です。
ただし、日曜日の対応がないのが現状。
「週末こそパートナーが仕事で不在」「平日は仕事にいっているからお願いできない」…そんな声を聞きます。
そこで今回は、今後、子育て世帯のニーズに応えるために日曜対応を拡充すべきではないかと区に提案しました。
🏥 初回産科受診料の助成 ― 永寿総合病院での新しい取り組み
台東区には、住民税非課税世帯や生活保護世帯を対象に、初回の産科受診料を1万円まで助成する制度があります。
これまでは「償還払い方式」、つまり一度自分で支払ってから区に申請して戻ってくる仕組みでした。
ところが、今回の委員会(2025年9月17日)での答弁で、永寿総合病院と区が連携し、その場で助成が適用される方式が始まっていることが明らかになりました。
つまり、病院の窓口で立て替える必要がなくなり、経済的にも心理的にも負担が軽くなります。
ただし、利用を希望される方は、最初に必ず役所に相談することが大切です。
また私は委員会の場で、こうした仕組みをHPなどでしっかり周知してほしいと要望しました。妊娠期の大切な情報は、できるだけ多くの方に届くことが必要です。
✨ まとめ
子育てのサポート制度は、数字だけを見ると「利用者増で順調」に見えることもあります。
でも実際には、まだ届いていない声や、制度の隙間で困っている家庭がある。
ちょうど「掃除をしてもすぐにホコリがたまるリビング」のように、一度きれいに整えても、日々の暮らしの中で新しい課題は生まれてきます。だからこそ、制度を作ったあとも“片付け続ける”ように、改善を重ねていくことが大事だと思っています。
みなさんの声を、これからも区に届けていきます!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。