こんにちは、台東区議会議員の本目さよです。
子育て・若者支援特別委員会で報告があった「放課後対策事業の運営事業者の選定結果」についてご紹介します。

3つの施設で“いつもの顔”が続投
今回、運営事業者が決まったのは
- 北上野こどもクラブ
- 上野小学校放課後子供教室
- 谷中小学校放課後子供教室
の3カ所です。
結果は、いずれも現在の事業者が継続して担当することに。
- 北上野・上野小は「株式会社セリオ」
- 谷中小は「放課後NPOアフタースクール」
が来年度以降も運営を担います。
放課後の安心が途切れないことの意味
放課後の居場所は、子どもたちにとっては「学校」と「家庭」をつなぐ中間地点。
保護者にとっては「仕事に集中できる時間」を支える大事な基盤です。
今回の継続決定は、ちょうど“子どもの習い事の先生が、来年も引き続き担当してくれる”と聞いたときのような安心感があります。新しい風も大切ですが、毎日過ごす子どもにとっては「いつもの顔」がいることが大きな安心につながります。
数字から見える評価
選定は、書類審査やプレゼン審査を経て行われました。
例えば北上野こどもクラブでは、600点満点中516点(得点率86%)と高評価を受けており、地域や学校との連携、具体的な活動内容が評価されています。
こうした数字は少し硬い印象がありますが、「今までの運営がしっかり評価され、安心して続けられる体制になった」と考えると、暮らしに直結する大切な結果です。
まだ残された課題も
一方で、保護者からはこんな切実な声もいただいています。
- 「定員がいっぱいで入れない」
- 「入れなかったときの放課後子ども教室の時間を、もう少し長くしてほしい」
せっかく放課後に安心できる場所があるのに、利用できないご家庭があるのは大きな課題です。
今回の継続決定で安心がひとつ増えたことは事実ですが、誰もが利用しやすい体制づくりや、利用できなかったときの代替支援をどう整えていくかは、今後の大きなテーマだと感じています。
これからの見通し
新しい契約は令和8年4月からスタートします。
区としても事業者と協力しながら、放課後の安心と充実をさらに高めていくことが期待されます。
まとめ
放課後の居場所は、子どもの成長を支え、親の暮らしを助ける大切なインフラです。
今回の継続決定はひとまず安心できるニュースでしたが、まだ改善の余地もあります。
みなさんは「放課後の時間、こんな工夫があれば助かる」と思うことはありますか?
ぜひ声を寄せていただけたら、私も議会で伝えていきますね。