「今度は子どもたちを助けてほしい」
千葉県柏市の妊婦さんが、未熟児を出産して、こどもがなくなりました。
出産は命懸けです。
母子ともに、無事に生まれてくるとは限らない。
でも、コロナで陽性だったから、受け入れる病院が決まらなかった。きっとNICUも見つからなかったのではないかと思っています。
どうにかならなかったのか?
保健所も頑張っていたと思います。でもどうにもならなかった。
私は区議会議員として働いています。そしてちょうど、保健福祉委員会という保健所や新型コロナを担当する管轄の委員会にいます。なので、保健所に対しては、こうしたら? という提案は今までもしてきましたし、これからもしていくつもりです。
それでも、救急だったり医療については、東京都全体の問題です。
先程の件で言えば千葉県の問題。だからこそ、
熊谷知事がどうにか対応をしていきたい、と発信もしています。
でも、一方で医療資源には限りがあるとも……
最近、保育園の送り迎えのときに自転車で道を通っていると、息子が喜ぶのです。なぜか?
「救急車がいる~!!」
(不謹慎ですみません。3歳の息子ははたらく車が大好きです)
救急車が走っているのをよく見かけるのではなくて、ランプを点滅させながらずっと止まっているのです。
おそらく、推測ですが、搬送先が見つからないのではないでしょうか?
それだけ、医療資源が切迫しているのだと思います。
さらに、小中学校の夏休みが終わります。
これだけ感染者数が増えているのに、学校普通にやるのか? というご意見もあります。
一方で、去年の春のような状態(自粛で家庭学習、家庭保育)では、限界だという保護者の方もいます。
さらに、10代の妊娠が増えたというデータや、子どもたちのうつ症状が増えているというデータ、虐待やDVが増えたというデータなどさまざまな懸念事項もあります。
世帯年収によって、教育格差が広がっているという研究も。コロナ禍が子どもの教育格差と非認知能力にもたらす影響を調査 | 日本財団日本財団は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(東京都港区、代表取締役社長 池田雅一)と共同で、コロナ禍におけるwww.nippon-foundation.or.jp
学校はどうするのか?
という課題はひとまずおいておいて(もちろんどうすべきか? という提案はいま、しているところですが、これはまた別途)
そんな板挟みの状況の子どもたちに対して、大人は何もできないのでしょうか?
もちろん、大人もしんどいですよね。 ずっとコロナ禍で仕事がない、減っている。店が開けない。医療従事者の方は働きっぱなしだ。エッセンシャルワーカーの方は感染のリスクに怯えながら仕事をしている……
本当に色々あるとは思います。
でも、まずは私は大人としてできることをしていきたいと思います。
今までワクチンを打つことを皆さんにおすすめは特にしてきませんでした。
いろんな主義主張の方がいることも知っています。でも、それでも、打てる人はできる限り打って欲しい。
「アレルギーがあるから打ちたくない」
「ワクチンは打たない主義だ」
そんな方に無理強いをするつもりはありません。
ただ、
「副反応がちょっとね~」
「熱出るの困るなぁ……」
「ワクチン? わざわざ予約して受けに行くのめんどくさい」
そんな方にはあえて、お願いしたいです。
一緒に受けて、子どもたちをみんなで守りませんか?
これをコクーン戦略というそうです。
(コクーン=繭)
繭のように、子どもや乳児を周りの大人が打つことで、中を守るそうなのです。
※これは百日咳の話ですが、新型コロナワクチンにも同じことが言えると思います。
一緒に、ワクチンを打って、少しでも子どもたちを守りませんか?
そして、妊婦さんとそのパートナーの方もワクチンをぜひ!
厚労省のサイトはこちら↓
妊婦さんの感染の8割がパートナーからの感染とも言われています。
忽那先生も感染者を減らすしかないんだと言っています。医療が逼迫しているのは民間病院のせいなのか?(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース新型コロナ患者の爆発的な増加によって、適切な医療が提供できなくなってきています。一部報道では「民間病院が新型コロナを診ないnews.yahoo.co.jp
現時点での解決策は「感染者を減らす」以外ない
一時的に病床数を増やしても、このペースで患者数が増え続ければすぐにこれらの病院も埋まってしまうでしょう。結局、根本的な解決方法は患者の増加を抑えることしかありません。今は誰かを責めるよりも、個人個人がこの難局を乗り越えるための努力をすべきときです。乗り越えることができたら、そのときは次への備えとしてどう病床を確保すべきかしっかりと議論を行えば良いでしょう。
・ワクチンを打てる人は打つ
・マスクは不織布マスクで鼻まで覆う(ただし熱中症には気をつけて)
・人混みにはいかない。なるべく外に出ない(ただ、健康維持のための運動とかはOK)
あなたの力が必要です。
一緒にできることを考えて、実行していきませんか?