台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
2024/02/27の保健福祉委員会で報告された内容をピックアップ!
台東区のがん患者支援に関する新旧事業の違いと経過措置について、分かりやすくまとめました。
既存事業の概要
台東区では、がん治療に伴う外見の変化に悩む方々を支援するため、
ウィッグや胸部補整具の購入(レンタル)費用の一部を助成してきました。これまでの助成の特徴は以下の通りです。
- 助成対象品目: ウィッグ(装着ネット含む)、胸部補整具(補整下着、シリコンパッド、人工ニップルなど)
- 助成額: 購入(レンタル)費用の半額、最大3万円まで
- 助成対象: 台東区在住で、がん診断を受けた方々(過去の治療者も含む)
新事業の導入と変更点
台東区は、がん患者のさらなる支援を目的として、新たな助成事業をスタートします。この新事業には、以下の改善と拡張が含まれます。
- 助成上限額の拡大: 一回の申請につき、上限が10万円に増額。
- 対象品目の拡大: 医療用帽子や弾性着衣も助成対象に。
- 申請回数の明確化: 一回の申請につき1個まで、総回数は最大2回までと定められました。
経過措置
新事業の導入に伴い、以下の経過措置が設けられています。
- 過去の助成受給者への配慮: 令和4年度および5年度に旧事業で助成を受けた方は、これを1回としてカウントします。
- 令和6年度限定の再助成機会: これらの方は、令和6年度に限り、上限7万円で2回目の助成を受けることが可能です。
予算
新事業の予算は約964万円と設定されています。
この変更は、東京都が予算をつけたことにより台東区でも金額の拡充などを実施したものです。
※こちらの事業については3月の議会で新年度予算案が可決された場合にのみ実施されます。