こんにちは!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

2025年2月17日の子育て若者支援特別委員会で報告された内容を猫のジンジャーとの会話形式でお伝えしますね。



ジンジャー「こんにちはにゃ!令和7年2月17日の子育て・若者支援特別委員会で、北上野二丁目の新しい福祉施設の基本設計が示されたと聞いたにゃ。本目議員に詳しく教えてほしいにゃ」

本目さよ「そうよ。この施設は『かかわりしろ』『よりしろ』『のびしろ』という3つの"しろ"を大切にした、新しい形の福祉施設になるのよ」

ジンジャー「3つの"しろ"ってどういう意味にゃ?」

本目さよ「『かかわりしろ』は多様な背景や目的を持った利用者が互いを理解し支え合う場、『よりしろ』は気軽に立ち寄れる心の拠り所、『のびしろ』は社会のニーズに柔軟に対応し環境とともに成長する場という意味よ」

ジンジャー「基本計画から変更点はあるにゃ?」

本目さよ「ええ、大きく4つの変更があるわ。まず、階数を地上6階建から7階建に変更。スロープも6階まで延伸したの。また、諸室の拡張で延床面積が約1,760㎡増えて、約15,760㎡になったわ。これに伴い、開設時期も令和10年度から11年度に変更になるのよ」

ジンジャー「どんな機能が入るにゃ?」

本目さよ「1階には子育て世帯向けの交流スペースやあそびひろば、2階は児童発達支援、3階は障害者デイサービス、4階は子育て支援と障害者支援、5階は職員スペース、6階は若者向けの交流スペースと教育支援、7階には屋上ひろばと菜園を設置するわ」

ジンジャー「災害時の対応も考えられているにゃ?」

本目さよ「もちろんよ。二次避難所として、約130人以上を受け入れられる避難スペースを確保しているわ。72時間の非常用電源や、中圧ガスの引込、マンホールトイレの設置など、災害時の対策も万全を期しているのよ」

ジンジャー「予算はどのくらいにゃ?」

本目さよ「歳入が50,000千円、歳出が516,466千円を予定しているわ。今後は7月以降に地中障害物撤去工事を始めて、令和8年7月から新築工事に着手する予定よ」

ジンジャー「台東区の新しいシンボルになりそうだにゃ!」

本目さよ「そうね。誰もが気軽に訪れることができ、人と人とがつながることのできる、新しい形の福祉施設を目指していくわ」

ジンジャー「本目議員が、生活指導相談学級(あしたば学級)と調理室の活用について、指摘をしたと聞いたにゃ」

本目さよ「そうなのよ。まず、あしたば学級については、今後利用者数が増加していく可能性が高いにもかかわらず、新施設での面積が現状維持のままなの。この点は大きな課題だと考えているわ」

ジンジャー「具体的にどんな問題が起きる可能性があるにゃ?」

本目さよ「不登校の児童・生徒が増加傾向にある中で、あしたば学級のニーズは今後さらに高まることが予想されるの。しかし、新施設では『多目的室、活動室、調理室、学習室』という現状と同じような面積しか確保されていないわ。将来的な拡張の可能性も考慮に入れるべきだと思うのよ」

ジンジャー「調理室の活用法についても提案があったにゃ?」

本目さよ「ええ、7階に配置予定の調理室は月1~2回程度しか使用しない計画になっているの。これは非常にもったいないわ。私は、川崎市の『ゆめパーク』のような活用方法を提案したいの」

ジンジャー「ゆめパークってどんな施設にゃ?」

本目さよ「川崎市の若者支援施設よ。そこでは、調理室を若者たちの交流スペースとして活用して、みんなで一緒にランチを作って食べるような活動を行っているの。新施設でも、若者スペースと連携させて、調理室をより活発に活用できるはずよ」

ジンジャー「食を通じたコミュニケーションは大切だにゃ」

本目さよ「その通りよ。調理室は単なる設備ではなく、人々が集まり、交流する場になる可能性を持っているわ。月に1~2回だけの利用では、その可能性を十分に活かしきれていないと思うの」

ジンジャー「具体的にどんな活用法を提案したにゃ?」

本目さよ「例えば、6階の若者スペースの利用者たちが調理室を使って一緒に食事を作る活動を定期的に行ったり。食を通じたコミュニティづくりの場として活用できると考えているわ」

ジンジャー「施設の有効活用という観点から、とても重要な提案だにゃ!」

本目さよ「これからの福祉施設は、単に機能を集約するだけでなく、人々が自然に交流できる場を作っていく必要があるのよ。あしたば学級のスペースの問題と合わせて、今後も検討を続けていきたいわ」