こんにちは!

台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

2023/12/01の本会議で、区長に聞いた続きです。教育長にもこどもまんなかについて聞いてみました。
また、前回の定例会での性的マイノリティに対する発言がありましたが(私ではありません)
その本会議でされた質問にたいして、
本会議での質問の重さを重視して、会派として謝罪や撤回は求めませんでしたが、
私は違う事を考えているよ!ということを、本会議場でお伝えしました。


<本目からの質問・提案>

台東区における教育方針の一環としても、「こどもまんなか」の推進は極めて重要です。この方針が教育現場においてどの程度実現されているでしょうか?
近年、多様性の尊重という観点が教育界でも大きな注目を集めています。特に、マイノリティの存在に対する理解と尊重は、教育の基本的な柱となるべきです。台東区の学校では、例えば性的マイノリティについて、授業での取り扱いを通じ、「自分の周りに見えない存在」であっても実際には存在しているという認識を生徒たちに育てていると理解しています。
しかし、「自分の周りにはマイノリティがいない」と公言する人々がいまだに存在しています。このような認識の偏りを減らすために、マイノリティの存在についての教育を強化することが必要だと考えます。
加えて、過去に私が提言した二分の一成人式の事例を挙げたいと思います。保護者への感謝を表すカリキュラムは、多くの子どもや保護者にとって感動的なものでありますが、その一方で、全員に強要することで様々な背景を持つ子どもたちが傷つく可能性も否定できません。

そこで、教育長にお伺いします。台東区における「こどもまんなか」の教育方針は、今後どのように展開されるべきか?また、多様性を尊重し、すべての子どもたちがその個性を尊重される教育環境をどのように構築していくのか、教育長のご所見を伺います。

 

 

 

<教育長からの答弁>

 私から、ご質問のうち、教育方針の展開と多様性が尊重される教育環境の構築について、お答えをさせていただきます。
 まず、教育方針の展開についてでございます。
 「こどもまんなか社会」の実現を目指す「こども基本法」の理念につきましては、教育委員会といたしましても重要であると認識をしております。
 教育委員会では、「教育目標」を掲げ、その達成のために「人権尊重の精神の育成」をはじめとした「基本方針」に基づき、総合的に教育施策を進めており、このことは、「こども基本法」の基本理念にも沿うものと認識しております。
 今後も、「こどもまんなか」社会の実現に向け、子供の健やかな成長のため、着実に教育施策を推進するとともに、区長部局とも連携しつつ、更なる取り組みの充実に努めてまいります。
 次に、多様性が尊重される教育環境の構築についてでございます。
 教育委員会では、教育目標に「互いの人格や多様性を尊重し、思いやりの心と規範意識をもつ人」の育成を掲げ、「台東区学校教育ビジョン」においても「人権教育の推進」を施策の最初に明記しております。
 このことに基づき、一人ひとりの子供が発達段階に応じて、人権の意義、内容や重要性について理解し、自分の大切さとともに他者の大切さを認める態度や実践力を育むことを重んじております。
 教育委員会といたしましては、今後も学校園が行う教育の充実はもとより、家庭や地域、関係機関等とも相互に連携を図りながら、多様性を尊重し、命と心を大切にする教育を推進してまいります。

 

 

台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ