こんにちは!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

実は2023年の6月議会で報告があった内容ですが、
私からは報告できていなかったのでブログに書きました。


台東区の中央図書館が大規模リニューアルを控えています。
今回のリニューアルは、単に古くなった設備を一新するだけでなく、
20年に一度の空調設備などの大規模修繕のタイミングを捉えて、時代に合った新しい図書館づくりを目指すものです。

リニューアルの概要は以下の通りです。

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項目            内容            
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目的            生涯学習センターの機能強化
                時代に合わせた施設リニューアル

対応課題        老朽化対策、ユニバーサルデザイン導入   
                読書バリアフリー法(令和元年6月28日に施行)への対応
                ICT活用環境の整備

新設スペース     アクティブラーニングルーム  
                ワークショップルーム
                   
工事期間        令和6年7月~27カ月程度
                →令和8年全館オープン予定

休館期間        令和7年9月1日~令和8年11月末(予定)
                (児童読書活動の代替措置を本目から提案中)  
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リニューアルのコンセプトは、
「自然の光と木のぬくもりを感じる明るく開放的な図書館」
「誰もが利用しやすい図書館」
「人と人がつながる交流の場」の3つ。

まず、ユニバーサルデザインを導入し、車椅子の方や視覚障害の方も気兼ねなく利用できる環境を整備します。
大活字本やデイジー図書、読書補助機器を充実させるほか、資料の観覧スペースを広げて快適に閲覧できるようにします。  

さらに、ICTを活用し無線LANを整備。
電子機器持ち込み席を増やして、図書館の資料とインターネットを組み合わせた自主的な学習がしやすくなります。

そして何より注目は、新設される「アクティブラーニングルーム」と「ワークショップルーム」です。
前者は、みんなで話し合いながら課題解決に取り組む場所。後者は、本を通じてイベントや交流ができるスペースになります。

リニューアル工事に伴い、中央図書館は令和7年9月1日から令和8年11月末(予定)まで長期の休館となります。
この期間中、生涯学習センター内に臨時窓口が設けられ、予約資料の受取り・返却や資料予約、利用者登録ができます。
ただし閲覧スペースはなく、中央図書館の資料は原則として貸出ができなくなります。
代わりに他の図書館をご利用いただく必要があります。

また、子どもが図書館に来る場合にはネットで目的のものを検索したり、予約したりすることは難しいため
、児童向け読書活動の代替手段を検討する必要があると感じています。

読書やインターネットだけでなく、人と人とがつながり、新しい発見や気づきを得られる。
そんな多様な"学びの場"が、生まれ変わった中央図書館にはあるのです。
長く休館が続くのはとても残念ですが、
リニューアルが待ち遠しいですね!



台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ