猫のジンジャー:「さよっち、聞いたにゃ。台東区で男性にもHPVワクチンの助成が始まるんだってにゃ!」
さよ:「そうなの。HPVワクチンは今までは主に女性への助成だったけれど、男性も対象になるのはすばらしいことね。」
ジンジャー:「HPVってそんなに大事なのにゃ?」
さよ:「HPVは男女双方に深刻な影響があるの。子宮頸がんをはじめ、中咽頭がんや性感染症の原因にもなるんだ。だから、男性も予防接種を受けることで自身の病気リスクを下げられるし、パートナーへの感染も防げるの。」
ジンジャー:「へぇ~、そんなに重要なワクチンだったんだねにゃ。でも、費用はバカになんないでしょうにゃ?」
さよ:「実は、台東区では対象年齢の男性向けに無料で接種できるようにするの!小学6年生から高校1年生までの男の子なら、区内の協力医療機関で3回接種まで費用が全額助成されるんだ。」
ジンジャー:「うわー!すごいサービスだねにゃ。でも、周知はどうするのにゃ?」
さよ:「区ホームページや広報、LINEなどで広く知らせるほか、中学1年生に合わせて個別通知も送付するからね。最初の年は中2~高1にも通知が届くので、見逃さないでほしいわ。対象者数は約3,000人と区では見込んでいるそうよ。」
東京都で補助が始まり、台東区でもようやく、男性に対するHPVワクチンの無料接種を実施することになりました。
HPVは子宮頸がんをはじめ、重大な病気の原因となるウイルスです。
そのため、これまでは主に女性を対象にワクチン接種の勧奨がされてきました。
しかし、HPVは男性にも感染し、中咽頭がんのリスクがあります。
さらに、男性が感染した場合、性行為を通じてパートナーにも感染が広がる可能性があるのです。
そこで台東区は、男性の健康保護と感染拡大防止を目的に、小学6年生から高校1年生までの男児に対し、
無償でHPVワクチン接種を行うことを決めました。
(2024年6月20日保険福祉委員会で報告がありました!)
台東区が令和6年度補正予算案で計上しているHPV男性助成事業の経費は、歳入が4,315千円、歳出が8,474千円となっています。(東京都が431万円だしてくれるってことですね!)
さらに、本目さよからはこの新規事業の円滑な実施に向けて、以下の提案を行いました。
- 任意接種ではあるが、高校1年生の助成対象期間が短いため、できるだけ早期の接種が望ましい。初回接種から標準的には2か月後に2回目、さらに4か月後に3回目を受けることから、理想的には夏休み期間中の接種開始が好ましい。
- 中野区の事例に倣い、中学校でのポスター掲示やチラシ配布など、積極的な広報活動を行う。
- 高校1年生については、接種期間が短いため、東京都に対し経過措置を設けるよう要望する。具体的には中野区のように、最終年の高校1年生は翌年度まで接種可能とするなどの配慮が望ましい。
- 区内掲示板、学校への文書配布、広報誌、SNSなど、様々な媒体を活用し「HPV」への注目度を高め、対象者の認知を促進する。
- どうせやると決めたなら「必要な人」に届くようなことを全部やってほしいと要望。
- ついでにmHPVでいくと、担当課が違うとは思うが、今年は子宮頸がん対策の転換の年とも言われている。 **2012年(平成24年)に出雲市に視察にいって一般質問で提案したHPVの併用検査について、当時は併用でしたが、国からはHPV 検査単独法が推奨度Aとなっています。適切な検診の運用ができる場合のみとされているが、検診を受ける女性にとってメリットが大きい。ぜひ検討をしていってほしい。と要望しました。
このように、本目からはHPV予防接種事業の実りある実施に向け、様々な視点から提案をしました!