みなさん、こんにちは!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

いま、副委員長をしている台東区議会の子育て・若者支援特別委員会で
大阪府茨木市の新しい文化・子育て複合施設「おにクル」を視察してきました。
台東区で計画中の北上野の新しい福祉施設の参考にするためです。それでは、レポートしていきますね。




まず、おにクルの概要から。
場所:大阪府茨木市駅前三丁目9番45号
規模:延床面積19,715.22平米、地上7階建て(高さ42.78メートル)
特徴:芝生広場(3,913.6平米)を併設した鉄骨コンクリート造の巨大複合施設

驚いたのは、この施設のコンセプト。
「育てる広場」というキーワードのもと、市民みんなで育てていく場所を目指しているんです。

場所はJRと阪急の駅の中間地点。便利な立地ですね。昭和44年開館の旧市民会館跡地に建てられた新しいシンボル的存在です。

施設名の「おにクル」も面白い!約2,700件の応募の中から、なんと6歳の男の子が考えた名前が選ばれたんです。「怖い鬼さんも楽しそうで来たくなっちゃうところ」という意味だそう。
地元の「いばらき童子」をモチーフにした親しみやすいネーミングですね。


おにクルには4つの重要なキーワードがあります:
1. 「育てる広場」:市民と行政が一緒に育てていく場
2. 「共創の中心地」:様々な機能や活動が交わる場所
3. 「実験場・見本市」:新しいチャレンジの場
4. 「日々何かが起こり、誰かと出会う」:縦の動線で繋がる7階建ての空間


建築的にも特徴的で、「立体的な公園」と呼べるような設計になっています。
元茨木川緑地の緑と建物が融合した、まさに新しい公共空間の形です。

計画段階からの市民参加にも驚きました。
5000人へのアンケートや100人会議、さらには市長主導で108回ものワークショップを開催。
「自分たちでやること」を大切にする雰囲気が根付いているのも納得です。

「やったらー発アウトやで!」という関西らしい言い回しで注意しつつ、できる範囲を探っていく姿勢も素晴らしいですね。

この「おにクル」の取り組みは、私たち台東区の新しい福祉施設計画にも大いに参考になりそうです。
市民参加の方法や、地域に根ざしたコンセプトづくり、複合的な機能の融合など、学ぶべき点がたくさんありました。

みなさんも機会があればぜひ「おにクル」に足を運んでみてください。2023年11月にオープンしたばかりの新しい施設です

視察のときに撮影した動画はこちら!






以上、茨木市「おにクル」視察レポートでした。
この経験を台東区の新しい福祉施設づくりに活かしていきたいと思います。
北上野の新施設にご興味のある方は、台東区のウェブサイトもチェックしてみてくださいね!