こんにちは!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

 

 

 

予算特別委員会(今年の予算がこれでいい?と審議する議会の委員会)でした。
総括質問(審議を通して聞きたいことを最後に区長や教育長に聞く)について、
報告したつもりでしていませんでした・・!

 

以前に「こどもまんなか」の台東区どうやっていくの?
って代表質問で区長に聞いた流れを受けて、
じゃあ、公園もこどもまんなか、なんだよね?

って区長に聞いてみました。

10年前のブログがいまだに、「台東区 花火 できる場所」
などで検索するとあがってくるのに、なかなか正式な議会という場では聞けてなかったので満を持して、です。

ただ、なかなか渋い回答だったのが残念・・・

↓こちらには、質問本文と回答を載せたのですが、
まとめたページもあるので見たかったらこちらをどうぞ!

 

■本目からの質問

次に「こどもまんなか応援サポーター宣言」に基づく公園運用について3点、伺います。

国は、受動喫煙防止に関する規定を盛り込んだ健康増進法の改正を2018年に行いました。

東京都は国の方針にそいながら、都民の健康を守るために規制を強化した「東京都受動喫煙防止条例」を制定しています。この条例は、子どもや妊婦など受動喫煙のリスクが高い人々を保護するためのものであり、屋内はもちろん、一部の屋外空間でも喫煙制限を設けています。

 

台東区においても、改正法や都条例にそって、受動喫煙対策は進められています。
区独自のルールとしては、「歩きたばこ」禁止、「ポイ捨て禁止」、「喫煙禁止時間」、「受動喫煙防止の配慮義務」などが明記されています。
これらのルールは、台東区における喫煙のマナー向上と公共の場所の清潔さの保持を目的としています。

ただ、台東区で子育てをする保護者の方からよくご意見をいただくのが、「遊具の周りでタバコを吸っている人が多くいる」「公園が小さいため遊具から離れてタバコを吸っていても煙が子どもに届く」「公園で遊具の周りに煙草の吸殻が落ちている。
子どもが拾って食べそうだ」という公園でのタバコに関することです。
「受動喫煙が心配で子どもを公園で遊ばせたくない」という声もいただいていて、結果的に昼間の公園では子どもを公園から追い出すためのツールとして、タバコが機能してしまっています。

はたして、これが「こどもまんなか」の区でしょうか?

台東区も「こどもまんなか応援サポーター宣言」を行い、子どもたちの健全な成長をサポートする姿勢を示しています。公園は子どもたちが遊び、学び、成長するための貴重な場所であり、その安全性と健康を保障するためには、禁煙化が不可欠です。
もちろん、タバコは合法ですので、タバコを吸う人が吸える環境を整えることも必要です。

区では箱型の喫煙所を公園などに整備してきており、その公園においては喫煙所でのみタバコが吸える状況になってきています。また、民間の喫煙所にも補助を出すことでタバコを吸いたい人と煙を吸いたくない人の棲み分けが進んできています。 

児童遊園については、平成29年に全面禁煙となりました。
そろそろ区として、この宣言に基づく公園の禁煙化に向けて舵を切るべきだと考えますが、区長のご所見を伺います。

 

2,プレイパークの整備について

また、こどもまんなかのためには、こどもが主体的に遊び方を決めて自由に遊べる場が必要です。

いまは目的別、たとえばボール遊びや水遊び、遊具で遊ぶなどは少しずつ充実してきました。けれども、自分で考えて自分で決めて遊びができる場所はありません。プレーパークは、「冒険遊び場」とも呼ばれていて、子どもたちが自由な発想で遊び、作りあげていく遊び場です。

通常、常駐のプレーリーダー(大人)がいて、子どもの「遊び」を支援するとともに、プレーパークの安全管理を行っています。火を使ったり、木登りをしたり、刃物をつかったりもします。
怪我と弁当は自分持ち、をキーワードに、子どもの自主性を尊重しながら遊べる場として、23区でも増えてきているところです。
そういった、まさに「こどもまんなか」の遊び場を台東区として整備していくべきだと考えますが、区長のご所見を伺います。

 

さらに、委員会の中でもふれましたが、花火ができる公園について伺います。

港区では令和5年の夏に、指定の公園で花火ができるように実証事件を行いました。その結果をもとに今年の夏以降の本格実施に向けて検討を進めているそうです。

またお隣の中央区でも、原則として、公園内では火の使用は禁止されていますが、線香花火など手持ち花火を家族などで行うことについては可能となっています。都心の区でも、なんとか子どもたちに身近で花火を楽しめる環境整備を進めてきています。

台東区内には花火を製造・販売する企業もいくつかある中で、現在は町会や社会教育団体などが占用許可を得て花火ができるようになっているとのことですが、一般の区民にとってそれらはまだまだハードルが高い状態です。もう少しハードルを下げて、少人数で手持ち花火であれば占用許可なく、花火ができるよう試行からでもはじめて行くべきではないでしょうか? 区長のご所見を伺います。 

 

■区長からの答弁

 

こどもまんなか応援サポーター宣言に基づく公園運用について 

ご質問にお答えいたします。
まず、公園の禁煙化についてです。
現在、区では、全ての児童遊園と一部の公園を禁煙としています。
それ以外の公園では、子どもの受動喫煙を防止するため、子どもたちが集まる場所や遊具周りは、禁煙としているほか、公衆喫煙所を設置している公園においては、喫煙所以外の部分を禁煙としています。
今後は、公園をはじめ周辺の公衆喫煙所の設置状況を踏まえ、環境が整った公園から、順次禁煙とするとともに、引き続き、公園での喫煙ルールが守られるよう、掲示物や巡回警備員によるマナー啓発に努めて参ります。

 
次に、プレイパークの整備についてです。
他区では、様々な形態でプレイパークが実施されており、多様な公園二ーズの一つと認識をしています。
しかし、運営方法や自由に遊べる空間を確保するなどの課題があることから、地域の皆さまのご意見をよくお聴きしながら、今後、検討して参ります。

 
次に、花火のできる公園についてです。
公園での花火を含めた火気の取扱いについては、消防署への事前の届出や占用許可を得た上でのご利用をお願いしています。
本区の公園は、多くが周辺の住宅と隣接していることから、手持ち花火の利用であっても、臭気や火気の後始末など、周辺住民への影響が考えられます。
このため、花火の利用については、他区の取組状況を参考に、運用や候補地等を研究して参ります。