こんにちは!台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
今日は、台東区の放置自転車対策が大きく変わる新しい取り組みについてお知らせします。
特にTX浅草駅や御徒町駅を利用している皆さん、必見の内容です!

「自転車は自転車置き場に!」でも使いやすさが大事
「駅前に自転車がたくさん放置されていて、ベビーカーが通りにくい」
「土日に自転車がなくなって、盗まれたのか区が撤去したのかわからなくて困った」
こんな声をよく聞きます。自転車は決められた場所に停めるのが基本ですが、
私は過去に「子乗せ自転車は重たくて子どもを乗せたまま地下に入れるのは難しい」という問題を委員会で指摘してきました。
特に小さなお子さんがいる場合、子どもを降ろして一緒に歩かせると逃げてしまうこともあり、
「スタッフに下ろすのを手伝ってもらえるとか、サポートがあればいいのでは?」と提案してきた経緯があります。
現在の課題は?
現在の台東区の放置自転車対策には3つの大きな課題があります:
- 土日祝日には撤去・盗難確認の問い合わせ窓口がなく、撤去もできない
- TX浅草駅や御徒町駅周辺は放置自転車が多いのに、近くの駐輪場が十分に使われていない
- 駐輪場の利用申請や利用中止の手続きが、紙での管理で不便
特に、駅前の放置自転車の状況を見てみると...
- TX浅草駅周辺:1日当たり187台の放置自転車がある一方で、駐輪場には339台分の空きがある
- 御徒町駅周辺:1日当たり157台の放置自転車がある一方で、駐輪場には174台分の空きがある
この数字からわかるのは、単に「駐輪場があるから使え」では解決しない問題があるということです。
どう変わるの?
令和7年(2025年)10月から、放置自転車対策と自転車駐車場の運営等を一体化した「包括的な総合自転車対策業務委託」が始まります。具体的には:
- 365日対応のコールセンター設置 「土曜日に自転車がなくなって、連絡する窓口がなくて困った」という声にお応えして、365日対応可能なコールセンターを設置します。これで土日祝日も放置自転車の撤去や問い合わせが可能に!
- リアルタイムな駐輪場情報の共有 巡回指導員が駐輪場の空き状況をリアルタイムで把握できるようになります。「この駅の駐輪場はいっぱいです」ではなく、「あと〇〇メートル先の駐輪場に空きがありますよ」と具体的に案内できるようになります。
- オンライン手続きの実現 「仕事が忙しくて窓口に行く時間がない」というママさんパパさんに朗報!駐輪場の利用申請や変更手続きがオンラインでできるようになります。スマホで簡単に手続きができる時代に、ようやく追いつきます!
今戸自転車保管所も生まれ変わります
撤去した自転車を保管する「今戸自転車保管所」も変わります。
現在は旧耐震基準の建物で、令和5年度末には外壁の一部が崩落する事故も起きました。
令和7年度(2025年度)に建物を取り壊し、令和8年度(2026年度)に平置きの保管所として整備し直します。
これにより、保管できる自転車の台数を増やすことができます。
本目さよの視点
今回の対策は前進ですが、使いやすさの観点からはまだ改善の余地があります。
私は今後も、放置自転車ゼロと使いやすい駐輪環境の両立を訴えていきます。特に子育て世代の方々が使いやすい環境づくりは欠かせません。「自転車は自転車置き場に!」を実現するためには、誰もが使いやすい駐輪場の整備が必要不可欠です。
皆さんからも「こんな工夫があったら駐輪場を使いやすい」というアイデアがあれば、ぜひコメントやメッセージでお知らせくださいね。みなさんの声が次の政策を作ります。