
こんにちは!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
今回は、台東区北部にある「北部小包集中局跡地」の活用計画について、最新情報をお届けします。
「イオンができるって聞いたけど本当?」という声が多く寄せられていましたので、詳しく解説します。
耳で聞きたい方はこちら
北部小包集中局跡地とは?
まず、この場所がどこなのかをご説明します。台東区の北側の端、明治通り沿いに位置しています。現在は清掃事務所や清掃車庫などが設置されている場所です。建物自体はかなり古くなっているため、建て替えの計画が進んでいます。
区の当初計画とは
区としては、この古い建物を解体し、下層部に観光バス駐車場と清掃車庫を設置し、さらに民間施設を誘致するという計画を進めてきました。跡地の活用については公募型プロポーザル方式で事業者を募集しました。
応募事業者と選定結果
公募には2つの事業者から応募があり、どちらもスーパーマーケットの提案でした。選定委員会による審査の結果、イオンリテール株式会社が最優秀提案者(優先交渉権者)として選ばれました。
イオンの提案は以下のような特徴があります:
- 生活の拠点となるスーパーマーケット機能
- 多世代交流スペースの設置
- 地元の地域産業とのコラボレーション
- シェアサイクルやグリーンスローモビリティの導入
選定委員会からの要望と区の対応
選定委員会では区民アンケートも実施しました。アンケート結果では、北部地域の回答者の62%が民間提案(イオンまたは他の応募者)に賛成という結果でした。
ただし、選定委員会からは以下のような要望も出されています:
「民間施設の整備にあたって、区の求める地域や区全体の活性化並びに地域貢献の機能をより強化する必要があるため、にぎわい交流に資する地域交流機能をさらに充実されるように区として検討してほしい」
つまり、「スーパーだけではなく、もっと地域に貢献する機能も加えてほしい」という意見です。
区はこの意見を受け、交流機能をさらに充実させる予定であることを議会に報告しました。具体的な内容はまだ決まっていませんが、今後の協議で詰められていくことになります。
完成予定時期と今後の展望
計画によると、施設の完成はまだ先のはずなので、現在の子育て世代のお子さんは、完成時にはもう少し大きくなっていることになりますね。
私個人としては、北部地域には小児科医院が不足しているため、この施設に小児科クリニックなどが入ることを期待しています。現状では小児科に行くには、荒川区の南千住や、三ノ輪、入谷などまで行く必要があり、距離があります。子育て世帯が暮らしやすい環境を考えると、医療機能の充実も重要だと感じています。
区民アンケートで要望が多かった施設
区が実施したアンケートでは、以下のような施設への要望が多く寄せられています:
- 屋内遊び場・運動施設・プール(北部地域からの要望が特に多い)
- 飲食店・フードコート
- 多目的スペース
- 災害・防災施設
せっかく区が取得した土地ですので、スーパーマーケットの誘致だけでなく、区民の多様なニーズに応える機能を備えた施設になることを期待したいですね。
まとめ:北部小包集中局跡地活用のポイント
- 北部小包集中局跡地にはイオンリテール株式会社が優先交渉権者として選定されました
- 基本的な機能はスーパーマーケットですが、多世代交流スペースも計画されています
- 選定委員会から「さらなる地域交流機能の充実」が求められています
- 区民アンケートでは「屋内遊び場・運動施設・プール」への要望が多数ありました
- 個人的には小児科など医療機能の充実も期待したいと考えています
今後も、この計画の進展について注視し、皆様に最新情報をお届けしていきます。
区の詳しい資料については、台東区議会のホームページの産業建設委員会資料でご確認いただけます。
次回の「区政オープンブック」もお楽しみに!