こんにちは!台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

なぜ台東区だけが4月スタートなの?

「保育料無償化のニュースを見たけど、台東区は他と違うの?」 「東京都が発表したのと何が違うの?」
そんな疑問の声をたくさんいただいています。
実は、台東区は23区の中で唯一、2025年4月から第1子の保育料無償化を実施する自治体なんです!

Q: 東京都の方針とどう違うの?

A: 東京都は第1子無償化を打ち出しましたが、9月から。台東区は他に先駆けて4月から実施を決定しました!
東京都の発表を受けて、私は委員会で重要な質問をしました: 「他に4月から実施する自治体はあるのか?」 →答弁:「ありません」
つまり、台東区が23区で最も早く、子育て世帯への支援を実現したということです。

Q: 東京都が全部負担してくれるの?

A: 実は、区の負担もあるんです。これが私の最大の懸念点でした。
委員会での私の質問: 「東京都は全部負担してくれるのか?区単独負担分はどれくらいか?」
区からの答弁:

  • 区立園については東京都が半分負担
  • 今年度の児童数で計算すると、区の負担は約6,000万円

6,000万円あったら何ができるのか?

毎日の家計をやりくりしていると、「この1,000円があれば夕飯のメニューがもう一品増やせるのに」って思うことありませんか?それと同じで、区の予算も「この6,000万円があれば、他にどんな子育て支援ができるだろう」と考えてしまうんです。支援は嬉しいけれど、使い道の選択肢が狭まるのはちょっと複雑な気持ち。
私は委員会で強く訴えました: 「東京都が勝手に政策を決めて、区に負担を求めるのは納得がいかない。区長会からも東京都に要望を出してほしい」

Q: 認可外保育所はどうなるの?

A: 指導監督基準を満たす施設が対象です!確認方法もあります。
私の質問: 「保護者はその施設が対象かどうか、どうやってわかるのか?」
区の答弁: 「園から伝えてもらうと思うが、しっかり伝わるようにしていく」
実際に保育課に確認したところ:

  • 無償化の指導監督基準の証明書がある認可外保育所なら対象
  • 企業主導型保育所は台東区内のものはすべて対象

確認方法はこちら:

ご自分の利用施設が対象かどうか、上記のリンクで確認できます!

Q: 結局、この政策をどう評価しているの?

A: 子育て支援としては評価するが、財政負担と進め方に課題ありです。
評価できる点:

  • 保育所等を利用する世帯への支援拡大
  • 23区で最も早い実施による子育て世帯への早期支援
  • 第1子から無償化により、より多くの家庭が恩恵を受ける

課題と懸念:

  • 東京都の政策決定プロセスの一方的な側面
  • 区への財政負担(年間約6,000万円)
  • 他の子育て支援予算への影響の可能性(そこまで大きくはないとは思いますが・・)

Q: 今後はどうなるの?

A: 私は引き続き、以下の点を注視していきます:

  1. 財政面での検証:6,000万円の区負担が他の子育て支援にどう影響するか
  2. 東京都への要望:区長会を通じた都への財政負担軽減要求

 

 

※わかりづらかったので追記しました!
2025/06/10の子育て若者特別委員会で報告があったことの速報だったので、まだ正式決定ではありませんがほぼほぼ決定かなと。

Q:4月分の保育料引き落とされてるけど・・・!?

A: これから議会(6月中)で可決されたらしばらくして還付される手続きが始まります!
連絡が来るのでご心配なく!

最後に

台東区が23区で最も早く第1子保育料無償化を実施することは、子育て世帯にとって大きな朗報です。
しかし、政策の進め方や財政負担については、今後も区民の皆様の立場に立って、しっかりとチェックしていきます。
子育て支援は大切ですが、持続可能で公平な制度設計も同じくらい重要です。
一緒により良い台東区を作っていきましょう!