台東区議会議員の本目さよです。

先日の都議選や、これから7月20日に控えた参院選を通じて、多くの方から「政治にもっと関わりたくなった」「でも選挙が終わった後、何をしたらいいかわからない」というお声をいただきました。

実は、都議選で感じた関心や、これからの参院選への期待こそが、政治を変える一番の原動力なんです。

選挙は「お祭り」じゃない、政治参画の入り口

議員になって強く感じるのは、都議選のような大きな選挙の時だけ政治に注目が集まって、選挙が終わると関心が薄れてしまうもったいなさです。でも実際は、選挙が終わってからが本当の政治の始まり。参院選でも同じです。予算を決めて、条例を作って、日々の暮らしに直結する政策を議論している日常の方が、よっぽど大切なんです。

台東区でも、子育て支援策や高齢者福祉、防災対策など、毎日のように住民の皆さんの生活に関わる議論をしています。「あの時の選挙公約、実際どうなったの?」って思ったことありませんか?それを追いかけていくのも、立派な政治参画です。

WOMAN SHIFTで見えてきた「学び続ける」ことの力

私が代表理事を務める一般社団法人WOMAN SHIFTでは、2015年から現職議員の勉強会「知恵会」を続けてきました。党派を超えて、みんなで学び合う場です。

最初は「議員になったら勉強終わりでしょ?」なんて思われることもありましたが、実際は逆。複雑で専門的な政策課題に日々向き合うからこそ、継続的な学びが欠かせません。そして何より、同じ志を持つ仲間と一緒に学ぶことで、一人では気づけない視点や解決策が見えてくるんです。

例えば、ChatGPTを議員業務にどう活用するか、性と生殖の健康と権利について、政治分野のハラスメント対策など。一人で本を読んでいるだけでは得られない、実践的で深い学びがそこにはあります。

「企画する側」になると見える景色

今回、その勉強会の企画・運営を一緒にやってくださる方を募集することにしました。参加者として学ぶのも素晴らしいですが、「企画する側」に回ると、全く違う学びが得られるからです。

私自身、議員になる前は様々な勉強会に「参加者」として行っていました。でも台東区議会議員として、そして WOMAN SHIFT の代表理事として「主催者」になってみて気づいたのは、企画する過程でこそ本当の理解が深まるということでした。

「どんなテーマが今必要なのか?」「どうすれば参加者の皆さんに響くのか?」「学んだことをどう実践につなげるか?」そういうことを考えているうちに、自分の中で政策への理解が格段に深まりました。

台東区での実践から見えること

台東区は観光、子育て、高齢化、防災...本当に様々な課題を抱えています。でもそれは台東区だけの話じゃない。全国どこでも共通する課題ばかりです。

だからこそ、台東区で学んだことを WOMAN SHIFT の活動で全国の議員の皆さんと共有し、逆に全国の事例を台東区に持ち帰るという循環ができています。地方と全国、現場と政策をつなぐ役割を、私たちのような現職議員が担っているんです。

あなたの「関心」が誰かの「希望」になる

都議選や参院選で感じた「何かを変えたい」という気持ち。それって、実はすごく貴重なんです。普段政治に関心のない人が、真剣に候補者を調べて、政策を比較して、未来のことを考える。その経験を持った人が、今度は「学びの場づくり」に関わってくれたら、どんなに心強いでしょうか。

特に子育て世代の方、お仕事をお持ちの方、海外にいらっしゃる方など、なかなか政治に継続的に関わる機会がない方々の視点こそ、私たちには必要です。実際、WOMAN SHIFTではアメリカやオーストラリアからもオンラインで参加していただいた実績があります。「普通の生活をしている人の感覚」が、政治の世界には決定的に不足しているから。

政治は「遠いもの」じゃない

3期議員として活動してきて確信しているのは、政治は決して「遠いもの」じゃないということです。保育園の入園、学校給食、ゴミの収集、道路の補修...毎日の生活のあらゆることが、実は政治と密接につながっています。

だから、政治に関わるのに特別な資格なんていりません。必要なのは「今よりも少しでも良くしたい」という気持ちだけ。その気持ちを持った人同士が出会って、学び合って、小さくても具体的な一歩を踏み出していく。それが民主主義の本当の姿だと思います。

ママインターンとの違いは?

よく「ママインターンとどう違うの?」と聞かれるので、整理しておきますね。

ママインターンは、子育て世代の声を直接政治に届けるため、実際に議員事務所で働いていただくプログラムです。政治の「現場」を体験し、市民と政治家をつなぐ橋渡し役を担っています。

一方、今回募集する政策勉強会の企画・運営は、政治に関心を持った方が継続的に学び続けられる「場づくり」のお仕事です。議員や専門家と一般の方をつなぎ、知識を深め合うコミュニティを育てていく役割です。

どちらも大切な政治参画の形ですが、ママインターンが「実践」なら、勉強会企画は「学習」に重点を置いた活動と言えるでしょう。ママインターン経験者の方が、今度は「教える側・企画する側」として関わってくださることも多いんです。

ママインターンがいいな!という方はこちらへ

 

ママインターン通年募集

【募集概要】■対象者・台東区在住の子育て中のママ※女性であればママでなくてもOK ■活動期間・2025年2月から(最低8ヶ月間以上)※長期活動も可能(2~3年継続している方も…

一緒に学び、一緒に変えていきませんか?

WOMAN SHIFT の勉強会企画・運営は、完全リモートで週2〜3時間程度の活動です。特別なスキルや経験は必要ありません。あなたが選挙で感じた「関心」と「問題意識」こそが、一番の資格です。

政治を変えるのは、政治家だけじゃありません。市民一人ひとりの継続的な関わりが、社会を少しずつ良い方向に動かしていくんです。

都議選や参院選で感じた熱を、ぜひ次のステップにつなげてください。あなたのご参加を、心からお待ちしています。


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あなたの関心が、次の政策につながる学びの場をつくりませんか? 参院選や都議選の期間中、候補者の政策を調べたり、投票先を考えたりしながら「もっと政治のことを知り…

台東区議会議員・一般社団法人WOMAN SHIFT代表理事
本目さよ