こんにちは、本目さよです。

台東区議会議員・本目さよさんが笑顔で指をこめかみに添えてポーズをしている。画像中央に『放課後の安心 10校に拡大』という文字。右下に学校のイラストが描かれている柔らかいトーンのサムネイル。

昨日、該当校の保護者の方には スクリレで「放課後子供教室の時間延長」案内が届いたかも? という情報もあり、
「え、うちの学校どうなるの?」「そもそも放課後子供教室って何だっけ?」という声が出てくるタイミングだと思いました。

そこで、制度の全体像今回の延長のポイント を、ママ目線でわかりやすくまとめます。


■ 放課後子供教室とは?

授業が終わったあと、子どもたちが そのまま学校に残って安心して過ごせる居場所 をつくる事業です。

  • 対象:区内小学生(1〜6年生・無料)
  • 内容:学習・スポーツ・体験活動・交流活動
  • 活動場所:校庭/体育館/教室など
  • 申込:随時受付
  • 実施校:現在17校

「学童(こどもクラブ)」とは別の制度で、
“帰宅までの安心な居場所”をつくる仕組み として利用している家庭が多いです。

ちょうど、

夕方の生活に“ワンクッション”を置いてくれる存在
のようなもの。
仕事や家事の流れが少しスムーズになります。


■ 現在の実施校(17校)

運営事業者と電話番号が公式に公開されています。

  • 上野小(セリオ)070-5266-8803
  • 平成小(日本保育サービス)090-6012-0085
  • 根岸小(日本保育サービス)080-5192-7024
  • 東泉小(セリオ)090-9219-3357
  • 忍岡小(プロケア)070-3297-6912
  • 谷中小(NPOアフタースクール)080-7241-1945
  • 黒門小(明日葉)080-5435-9762
  • 大正小(明日葉)080-5435-9784
  • 浅草小(セリオ)090-1910-5358
  • 台東育英小(日本保育サービス)080-5677-8619
  • 蔵前小(セリオ)090-9630-0490
  • 東浅草小(プロケア)080-7087-1460
  • 富士小(セリオ)090-3782-1770
  • 松葉小(日本保育サービス)080-5192-6884
  • 千束小(プロケア)080-3529-0033
  • 石浜小(セリオ)070-5045-8035
  • 金竜小(プロケア)080-4859-2646

※金曽木小は令和9年度、大規模改修後に新規実施予定/田原小は時期未定。


■ 標準の実施時間

  • 登校日:放課後〜16時45分
  • 学校休業日:8時〜16時45分
    ※土日祝・年末年始などはお休み

ここに、今大きな変化が起きています。


■ 【重要】令和8年4月〜「18時まで」延長される学校が一気に5校追加されます

委員会資料で正式に報告された内容です。

▼ 新たに延長となる学校(令和8年4月〜)

  • 根岸小
  • 黒門小
  • 蔵前小
  • 東浅草小
  • 金竜小
    (根拠:)

▼ すでに延長済みの学校(令和7年度〜)

  • 上野小
  • 平成小
  • 忍岡小
  • 谷中小
  • 浅草小

合計10校が「18時まで」体制に!

「夕方のお迎えが本当に厳しい」という声に応えた改善で、
ママたち(ママだけじゃないけど!)の生活に直結する変化です。


■ 選定理由は?

今回延長される5校には、共通点があります。

  1. 学童の需要が多い/学童が無い地域である
  2. 来年度に学童の新設が予定されていない地域
  3. 放課後子供教室の事業者が来年度も継続できること

つまり、
「放課後の居場所が不足しがちな地域」から優先的に時間を延ばした
という判断です。


■ 暮らしは何が変わる?

延長が始まると、夕方の生活がこう変わります。■ 暮らしはどう変わる?(最新版)

● ① 仕事帰りの“時間との戦い”が確実に減る

16:45と18:00。
これは体感じゃなくても圧倒的に大きな差です。

  • 会議が押しても間に合わせやすい
  • 「今日は厳しいかも…」という緊張感が減る

夕方の負担がぐっと軽くなります。


● ② 学年が上がって“学童の待機児童”になってしまっても、安心できる居場所が確保される

実際に区内のママたちから多い声が、

  • 「1年生のときは学童に入れたけど、2年・3年で落ちてしまった」
  • 「学童の定員がいっぱいで、申し込んでも待機になった」

というものです。

その場合、放課後に行く場所がなくなる=保護者の負担が一気に増える という課題がありました。

今回、放課後子供教室が18時まで延長される学校が増えることで、

  • 学童に入れなかった学年の子の“居場所”が確実に確保できる
  • 仕事を続けたい家庭の選択肢が広がる
  • 「帰るまでの安全」が担保できる

という意味でも、とても大きな前進です。


● ③ 冬の暗い帰り道を避けられる

冬は16時台でももう暗くなりますよね。

とくに 2年生・3年生以上の“ひとり帰り”が増える時期 は、
帰宅時間が早すぎたり遅すぎたりすることで心配になるご家庭も多いです。

今回の延長により、

  • 明るい学校内で見守られながら過ごせる
  • 暗い帰り道を減らせる
  • 保護者が迎えに行きやすい時間帯まで預かれる

という点で、安全面の安心感が大きく変わります。


■ 一方で、まだ残る課題も

正直にお伝えすると、改善の余地もあります。

  • 全校で延長できているわけではない
  • スペースが狭い学校では受け入れ人数に限りがある
  • 学童ほどの学習支援は期待できない場合もある

でも、今回の10校体制は大きな前進。
ここから改善を積み上げていくためにも、利用者の声が欠かせません。


■ 昨日スクリレで案内が届いた方へ

すでに一部学校では、保護者向けのお知らせ(スクリレ)が配信されている可能性があります。

  • 内容がよく分からなかった
  • うちの学校は対象?
  • 延長後の利用はどう申し込む?

こうした疑問があれば、どうぞ気軽にお知らせください。
必要があれば、学校側にも確認します。


■ まとめ:放課後の安心は、みんなで育てる仕組みです

今回の延長は、
「迎えがきつい」「放課後の居場所がほしい」
という声が積み重なって実現したものです。

あなたの声が、制度を動かしています。

ぜひ、

  • 実際に利用してみてどう感じたか
  • 困りごと
  • もっとこうしてほしい点

なんでも教えてください。

これからも丁寧に議会で取り上げ、改善につなげていきます。