こんにちは、台東区議会議員の本目さよです。

第4回定例会の一般質問で、「人事事務」について取り上げました。テーマは3つ。選挙管理委員会職員の過酷な残業、若手職員の離職、そして民間との人材交流です。

行政サービスを支えるのは、結局「人」なんですよね。職員が疲弊していたら、窓口対応も政策立案も、全部に影響が出ます。今回の質問内容を報告しますね。



選挙事務の残業が最大205時間——これ、異常じゃないですか?

先の衆議院議員総選挙、覚えていますか? あの時期、実は国勢調査とも重なっていて、選挙管理委員会の職員がどれだけ働いていたのか、実態を聞きました。

答弁は衝撃的でした。時間外労働が150時間を超えた職員がいて、最大で205時間。過労死ラインって月100時間ですよね。その2倍です。応援職員も入れたのに、この数字。

私が聞いたのは、「これって今回だけの特殊事情ですか? それとも毎回こうなんですか?」ということ。年度末の忙しい時期に、いきなり国政選挙が入る。自治体は準備期間もないまま対応しないといけない。この構造、どう考えてるんですかと。

選挙は大事です。でも、それを支える職員が倒れていい理由にはならない。国や都との連携、業務の見直し、人員配置——現場の負担を減らす工夫が必要だと思います。


若手職員が辞めていく——やりがいと成長の場、足りてますか?

資料を見ると、台東区では20代・30代の職員が毎年一定数辞めています。

理由はいろいろあるでしょうけど、私は「やりがい」とか「成長したい」って気持ちが満たされてないんじゃないかと思うんです。

今年6月、総務省が全国の自治体に「副業・兼業の許可基準、ちゃんと公表してね」って通知を出しました。台東区はどうなってるのか、聞きました。基準は公表されてるのか、どんな基準なのか。

公務員だって、地域活動したり、専門性を活かして副業したり、外で経験積んで成長したいですよね。その経験が区の仕事にも還元される。そういう循環をつくることが、今の時代の人材確保につながると思います。

働きやすさだけじゃなくて、「ここで働くの、楽しい」って思える環境。それが大事だと思うんです。


民間との人材交流——外の空気、取り入れませんか?

民間のスピード感って、やっぱり行政とは違います。デジタルもマーケティングもサービス設計も、民間の方が圧倒的に速い。

GovTech東京(東京都が設立したデジタル人材育成・派遣の組織)への派遣を含めて、民間人材の受け入れや、職員の民間派遣を、もっと積極的にやるべきだと思います。

荒川区はもう、GovTech東京に職員を派遣してるって聞きました。台東区の方針はどうなってるのか、今後の展望を聞きました。

外の空気を入れないと、組織って変わらないんですよね。民間で培われた柔軟な発想とか、デジタルスキルとか、そういうのが区民サービスの向上に直結すると思います。


「働く人」を大切にすることが、区民を大切にすること

選挙事務の残業、若手の離職、民間交流の不足——バラバラに見えるけど、根っこは同じです。

行政で働く人が、健康的に、前向きに、成長しながら働ける環境が整ってないんです。

スマホのバッテリーがずっと残量5%で動いてるような感じ。充電する時間もなく、ただ業務をこなして、いつか電源落ちちゃう。そうなる前に、働き方とやりがい、両方から職員を支える仕組みが必要です。

職員が元気じゃないと、区民サービスの質も落ちます。当たり前ですよね。

私はこれからも、「人を大切にする区政」を求めて、声を上げ続けます。

台東区議会議員 本目さよ(ほんめさよ)