こんにちは、台東区議会議員の本目さよです。

今回は、2026年10月からはじまる新しい健診制度についてお伝えします。産後のお母さんと生まれたばかりの赤ちゃん、両方を対象にした健診が、区の費用負担でできるようになります。

子育て中のみなさん、ぜひ最後まで読んでみてください!


退院後、一番しんどい時期にサポートが薄かった

赤ちゃんを産んですぐの時期って、実は一番大変な時間のひとつ。身体は出産のダメージが残っているのに、授乳・おむつ・泣きやみと24時間フル稼働。眠れない夜が続いて、「なんで自分だけこんなにつらいんだろう」と感じるお母さんも少なくありません。

これが、いわゆる「産後うつ」につながることがあります。

これまでも妊婦健診(妊娠中の健診)は区が費用を負担してくれる制度がありました。でも、産んだあと——つまり退院してから数週間〜数か月の間は、「ちゃんと受けられる健診」が整っていなかったんです。

「産む前」はケアがあって、「産んだ後」はなかなかサポートが届かない。 この空白を埋めることが、今回の制度の大きな目的です。


2月の保健福祉委員会で確認しました

2月27日の保健福祉委員会で、この新制度についての資料が提出され、内容を確認しました。

制度の正式名称は「産婦健康診査及び1か月児健康診査」。区がそれぞれの健診費用を負担してくれる、とても心強い仕組みです。


どんな制度なの?わかりやすく説明します

① 産婦健康診査(お母さん向け)

  • 対象:産後2か月以内のお母さん
  • 健診内容:身体の回復具合・授乳の状況・精神的な状態のチェックなど
  • 費用負担:1回あたり5,000円、2回まで区が負担
  • 場所:産婦人科・助産所(都内の契約医療機関なら受診票を持っていくだけでOK)

② 1か月児健康診査(赤ちゃん向け)

  • 対象:生後27日〜6週未満の赤ちゃん
  • 健診内容:発育・栄養状態の確認、身体の異常の早期発見など
  • 費用負担:1回あたり6,000円、1回分を区が負担
  • 場所:産婦人科・小児科(同様に受診票で対応)

都内どこでも受けられる!受診票を使った仕組み

妊婦健診と同じ方式で、都内の契約医療機関なら受診票を持っていくだけで健診が受けられます。窓口での支払い(区負担分)は不要です。

都外の医療機関で受診した場合は「償還払い(しょうかんばらい)」という方法になります。これは、一度自分で費用を支払い、あとから領収書などを区に提出して払い戻しを受ける仕組みです。少し手間がかかりますが、里帰り出産などをされた方でも対象になるのがポイントです。


こんな比喩で考えてみると…

健診を受けずにいるのは、新しいスマホを買ったのに初期設定をしないまま使い続けるようなもの。最初にちゃんと確認しておけば防げたトラブルが、後から大きな問題になることがあります。産後の体と心も同じで、「早めのチェックと早めのサポート」がとても大切です。


いつから?どうやって受診票をもらうの?

  • 受診票の配布開始:2026年4月〜(妊娠届を出すときに「母と子の保健バッグ」に同封されます)
  • 健診の利用開始:2026年10月1日〜

2026年3月31日以前に妊娠届を提出された方で、10月以降に受診される可能性がある方には、別途郵送などで受診票が届く予定です。


「異常があったとき」も安心の連携体制

健診で何か気になる点があった場合、医療機関から区に「連絡票」を送ってもらう仕組みがあります。産後のお母さんや赤ちゃんに、早めにサポートが届くよう、医療機関と区が連携して動ける体制が整えられています。


さよのひとこと

産後の時期って、「助けを求めていいよ」って言われても、どこに言えばいいのかわからなかったり、「これくらい大丈夫」と思って我慢してしまうことも多いんですよね。

私自身も二人の子どもを産んで、その大変さは身をもって知っています。そして実は……産んだあとに「新生児健診も1か月健診も全額自費です」と言われて、本当にびっくりしたんです。

妊娠中は健診の補助があるのに、産んだ瞬間からいきなり全額自己負担って、なんか逆じゃない?って。産後でぼろぼろな状態なのに、です。

あまりにも驚いて、すぐに内山都議に連絡してしまいました(笑)。この仕組みを変えるには区だけでなく都が動く必要があったので、都議会側からも働きかけていただいていたんです。

区議会と都議会、両方から声を上げ続けてきたからこそ実現した制度。本当にうれしい!

10月のスタートに向けて、引き続き情報をお届けしていきますね!

 

台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ