「これから妊娠したら選挙直前の出産になってしまう・・・」

悩んだのは一昨年の年末のこと。

今4歳の上の息子が2歳になったとき、
1人目で残っていた受精卵をもどして、ダメだった時に、2人目は諦めたつもりでした。

2人目用にとっておいたベビーグッズも人にあげたり処分したりして、ひとりっ子をかわいがる、満喫するつもりだったんです。

でも、ほとんど処分が終わったとき、
不妊治療が保険適用になるとニュースで見て、
「やっぱり2人目にきて欲しい」
そう思いました。

でも、もうすぐで40歳になる。
じゃあ、40歳になる誕生日まで頑張ってみて、
それでダメなら諦めよう。

そうあらためて決めました。
保険適用は間に合いませんでしたが、無事に授かることができ、
1月に出産しました。

1人目の産後のこと、全く覚えていないのです。覚えているのは帝王切開の傷が膿んでとても痛かったことだけ。

「あかちゃんってこんなに可愛かったんだ!」
そんなふうに思えたのは2人目で余裕ができたからでしょうか?

産後のこの二ヶ月間、最後だと思うと余計に愛おしく、なるべく赤ちゃんとの時間を大切にしようとしてきました。

ちなみに、台東区議会では産前6週、産後8週の産休を取ることができます。育休はありません。

今回の妊娠、
産前は6週は取らなかったものの少しだけお休みをいただいて、産後は8週間きちんととらせてもらいました。

産休中も、家でできる区民の方からのご相談対応や、
オンライン対応が可能だった監査としての仕事(一部書面での監査にしてもらいました)は産休中も行っていました。(委員会がオンラインでも参加できたらよかったなと思いつつ、ただそうすると無理してでも参加することになってよくないかも…とも。)

三期目の議席をお預かりしてもうすぐ四年。議員としてはもうすぐ12年になります。

29歳で独身で議員になってからずっと、「子育て、本命!」をキャッチフレーズに子育て支援に力を入れてきました。

政策は当事者じゃないと実現できない、提案できないなんて思いませんが、
当事者だからこそ、気づいたこと
たとえば、授乳室やトイレの使いやすさ(これは区内施設の子連れに優しい施設のガイドラインをつくってもらいました)たとえば、ベビーカーで歩いた時の段差の怖さ(前回はほとんど使わなかったベビーカーを今回は大活用。いろんなところに歩いていって、段差につまづいてひっくり返ったこともー息子は無事でした)
それをどうにかしたい!という想いの強さは当事者だからこそだと思います。

喉元過ぎれば熱さを忘れる。

どうしても、人は、すぎたことより「今」の課題に着目しがちです。

私自身が、出産を「議員として活動しながら」経験していることは、強みであると思っています。

さらに「ママインターン」から、妊娠期から中学生までのママの声をダイレクトに聞ける仕組みをつくったことにより、12年の議員の経験と、フレッシュな新人の目線を持っているレアな議員であると自負しています。
(yahooニュースでも取り上げてもらいました!)

ママと区議のタッグで学童への弁当宅配が可能に――子育て行政に変化を促す「ママインターン」とは?(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

いまや、子育て世帯で母親が働いている割合は7割を超える。働く母親からすると、保育所や学童には「使い勝手が悪い」と感じる部分が多々ある。しかし誰に訴えればいいのか…



あと1ヶ月に迫った選挙戦。
三月中は保育園にも入らず、体調もやっぱり戻っていないため、他の候補者に比べたら
比べものにならないほどいわゆる「選挙活動」もそのための準備もできないかと思います。


それでも、
普通に働いて
普通に出産して
普通に子育てしながらでも
選挙も議員もできるのだということを証明したく、前例となるためにも
来月のチャレンジに向けて動いていきます!


朝の駅でレポートを配ることも、
今月については保育園に入れないため、それこそ最低限の議員としての活動しかできないかと思います。

でも、それでも。

「女性の声を政治に届け、一つずつ実現していく」ために、
「誰もがやりたいことができる社会をつくる」
ために、
出産後の選挙、という「前例」をつくっていきます!!

企業におつとめのかたでも、このプロジェクトがあるから今は妊娠できない、ということがあるかと思います。
子育て世代の代弁者として働かせていただくならば、
その壁をまずは私から切り開いていきたい。

【本目さよのあらたなチャレンジ】

選挙は朝から晩まで外で有権者に訴えかけるのが王道だと言われています。
いままで私もそうしてきました(前回の選挙は朝はやりましたが夜まで外にいることは少なかったですが)。
でも、それをやめます!

・選挙カーはつかわない
・公園など中心にチラシを配る
・インスタライブなどオンラインツールをつかって、政策を伝える
・朝、夜は外での活動をしない(もしかするとオンラインライブなどはやるかもですが。毎日はやりません)
・子どもとの時間も全くなくすことはしない



新しい選挙手法にチャレンジしていきます。

選挙カー使わなくて知名度大丈夫だろうか?
出産で活動量が減っているけどとても不安。
選挙で顔を見ないって怒られないだろうか?


不安はつきませんが、
それでも、出産直後だからこそ、私自身も無理をしすぎない(とはいえ、選挙なので多少は・・・!)
新しい選挙にチャレンジすることで、
他の自治体であっても、任期中に出産をしても、選挙があるからといって
出産を諦めなくてもすむような前例をつくっていきたい。

そんな本目さよを
応援するよ!という方がいましたら、こちらから応援メッセージ、ボランティアの登録をしていただけると幸いです。
※メッセージのみ、ボランティア登録のみもどちらも可能です!


ボランティアと言ってもしっかりしたボランティアから
選挙本番、○○地域の△公園に何時頃行くよ!って言ったときに
顔を出してくれるという軽いものまで様々です。
応援するよ!って気持ちがある方はぜひご登録お待ちしています。

「100の応援」ほんめさよと笑顔をつくる!応援メッセージ&ボランティア登録フォーム

台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです! 12年間、皆様に支えられて子育て支援をはじめとするさまざまな政策に取り組んでまいりました。 この4月で任期が終わり、…



写真は産休最後の日、カフェで寝ている息子と。