こんにちは!
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。
2024/02/16の子育て若者支援特別委員会で報告されたことについて、
お伝えしていきますね。
台東区ではヤングケアラーに焦点を当てた重要な調査を実施しました。ヤングケアラーとは、家族の世話を日常的に行っている子どもや若者のこと。この調査を通じて、彼らの現状とニーズを深く理解し、より良い支援策を模索しています。
調査のポイント
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家族の世話をする割合: 調査では、約13.0%の子どもたちが何らかの形で家族の世話をしていることが明らかになりました。特に中学生の間では、全国平均よりも8.5%高い割合で世話をしているとの結果が出ています。
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世話の相手: 多くの場合、「きょうだい」や「お母さん」が世話の主な対象であることが判明。年齢が上がるにつれてきょうだいへの世話の割合は減少傾向にあります。
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世話の頻度: 「ほぼ毎日」世話をしていると答えた子どもたちが32.8%に上りますが、これは国の調査と比べてやや低い割合です。
ヤングケアラーの課題
- 学業や休息の時間が確保できず、「宿題をする時間がない」「十分に眠れない」「自分の時間が取れない」と感じているヤングケアラーがいます。これらの問題は、日常生活にも大きな支障をきたしています。
取り組みと今後の方針
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調査結果の公表: 台東区は調査結果を公式ホームページや図書館で公開し、区民に周知していきます。
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相談窓口の設置: 令和6年6月より、フリーダイヤルの専用相談電話とメールを開設。さらに、LINEなどの若者に親しまれる相談窓口の整備も検討中です。
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普及啓発事業: 相談先の周知カード作成やヤングケアラーに関する研修会を実施し、理解と支援の輪を広げていきます。
考えられる課題
- スマホや携帯からフリーダイヤルが有料になる可能性、若者が実際に電話を利用するかどうか、といったところについて区に質問しました。
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ