都内ではしか(麻しん)の感染者が急に増えていて、この10年でいちばん多い人数になっていると聞きました。実際、去年12月には区役所を利用した方の感染も確認されています。先日の保健福祉委員会で、区が緊急の対策を始めるという報告を受けましたので、お伝えします。

麻しんはうつる力がとても強く、免疫がないとほぼ100%発症する病気です。予防にはワクチンを2回打つことがいちばん有効とされていて、今回はこの2回の接種が済んでいない未就学のお子さんを守ることも目的のひとつです。

 

 

何が始まるの?

区内在住の19歳以上の方と、区内の施設で未就学児と接する機会が多い職員などを対象に、麻しんの抗体検査と予防接種(MRワクチンまたは麻しん単抗原ワクチン)を無料で受けられる制度です。抗体検査は必須ではなく、受ける場合に助成の対象になります。検査と接種、それぞれ1回ずつが無料になる仕組みです。

ただし、すでに麻しんにかかったことがある方や、MRワクチンを2回以上接種している方などは対象外です。

自分に免疫があるかないか分からないまま予防接種を受けるより、まず抗体検査で確認してから必要なぶんだけ接種する、というイメージです。冷蔵庫の調味料を、残っているか確認せずに買い足すか、いったん確認してから決めるかの違いに近いかもしれません。

対象者は2つの区分、2〜18歳は別の制度です

対象は次の2区分です。ひとつは区内在住の19歳以上の方、もうひとつは区内の施設で未就学児と接する機会が多い職員などです。すでに麻しんにかかったことがある方や、MRワクチンを2回以上接種している方などは対象外になります。

なお、2歳以上18歳以下の方については、今回の制度ではなく、区がこれまでも実施しているMRワクチン任意接種費用助成を使う形になります。今回の緊急助成とは別の制度なので、お子さんが2〜18歳の場合は申請先を間違えないよう注意が必要です。

申請方法と実施期間

申請すると、これまでの接種歴を確認したうえで抗体検査の受診票または予防接種の予診票が発行され、区内の医療機関で検査・接種を受けられる流れです。

申請受付は令和8年7月上旬から、検査・接種は7月中旬から始まる予定で、実施期間は令和9年3月31日までとなっています。周知は広報たいとうや区のホームページ、X、LINE、区内施設への通知などで行われるとのことです。
こちら!→

https://www.city.taito.lg.jp/kenkohukusi/kenkokikikanrieisei/kansensho/kansenshoyobo/mashintaisaku.html

https://www.city.taito.lg.jp/kenkohukusi/kenkokikikanrieisei/kansensho/kansenshoyobo/mashintaisaku.html

正直なところ、対象者の範囲や「抗体検査を受けるかどうか」の判断など、制度を初めて聞いた方には分かりにくい部分もあると思います。申請方法や案内が実際に届いているか、今後も確認していきます。

はしかは身近な病気ではないと感じている方も多いかもしれませんが、感染力の強さを考えると早めの備えが安心につながります。制度の詳細や申請方法については、区の案内が出次第あらためてお伝えします。