台東区の通学路、これからは「仕組み」で守ります


台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

お子さんが毎日歩く通学路、安全かどうか気になっていても、なかなか改善するって難しいですよね。

3月2日の区民文教委員会で、「台東区通学路交通安全点検プログラム」の策定について報告がありました。わたしは委員長のため発言の機会はありませんでしたが、内容をこちらでお伝えします。

これまでの通学路点検は、どんな仕組みだったか

実は今まで、通学路の安全点検は、全国的に大きな事故が起きるたびに国から「緊急点検してください」と要請が来て、そのたびに動く、という流れが続いていました。台東区でも平成24年に千葉県で起きた事故をきっかけに緊急点検を実施し、その後も対応してきた経緯があります。

悪くいえば「何かあってから動く」構造でした。仕組みとして整備してほしいとずっと思っていました。

今回、何が変わったか

今回策定されたプログラムでは、区内の全小学校を4つのグループに分けて、4年に1回、警察・道路管理者・教育委員会が合同で通学路を点検します。令和8年度(2026年度)は平成小・忍岡小・根岸小・浅草小・東浅草小が対象です。

毎年のスケジュールも決まっていて、5〜6月に危険箇所を洗い出し、7〜9月に合同点検、秋から対策を実施、3月に結果をホームページで公表、という流れです。

家のリフォームでいえば、「雨漏りしてから修理する」のではなく「毎年春に専門家に点検してもらう」ように変わったイメージです。

AIが危険箇所を予測する新しいシステムも導入

今回あわせて、通学路安全点検支援システムも導入されます。過去の事故データをAIが分析して「ここが危ない」と予測してくれるもので、感覚ではなく客観的なデータをもとに優先順位をつけて対策できるようになります。

また、学校からの要望・対策の進捗・結果まで、地図上で一元管理されるので、担当者が変わっても引き継げるし、区民も地図でホームページから確認できるようになります。

過去に「点検結果をホームページに出してほしい」という声を届けてきたこともあったので、こうして仕組みに組み込まれたのはよかったと感じています。

課題もあります

4年に1回の定期点検が今後きちんと機能し続けるか、予算や人員の確保も継続して必要です。令和8年4月にシステムIDが各機関に配布され、5月から点検がスタートする予定ですが、実際に動いてみてどうだったかは、引き続き確認していきます。

台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ