7月24日の区民文教委員会に出席しました。わたしは委員長として議事を進行する立場です。

この日の議題のひとつが「児童・生徒の生成AIの利活用について」でした。区立の小中学校で、子どもたち自身が生成AIを使う場面が、9月から始まります。
教職員はすでに令和7年度から生成AIを使い始めています。今回はその対象を子どもたちにも広げるという話でした。背景にあるのは「TAITOフューチャースクール検討委員会」での議論と、いくつかの研究モデル校での取り組みです。想定されているのは、授業の中での情報整理や英語の発音練習、理科の実験手順の確認、オリジナル楽曲づくりなど。かなり幅広いです。
安全対策と使えるツール
使えるツールは限られています。Google Workspace for Educationの生成AI、Microsoft 365 Educationの機能、Canva。区が契約・承認したものだけです。ログインして使うこれらのツールは、入力した内容がAIの学習に使われません。ログインせずに使う一般的な生成AIだと、そこは保証されません。この違いは委員会でも質問が出て、はっきりしました。
委員会で出た意見
委員のあいだでも、受け止め方は割れていました。情報モラルや著作権への配慮を徹底してほしいという声がある一方、「自分の頭で考える力が育たなくなるのでは」と、積極活用に慎重な意見もありました。タブレットの利用時間や、視力・姿勢への影響を心配する質問も出ています。区の答弁は、持ち帰り状況は6〜7割ほど把握しているけれど、使用時間の詳細や身体への影響を示すデータまでは持っていない、というものでした。今後、注視していくとのことです。
委員会では、追加の予算がかかるのか、ガイダンスを配ったあとどれくらい時間をかけて子どもたちに教えるのか、保護者への周知はいつどんな内容で行うのか、といった質問も出ていました。保護者へのお知らせより先に、PTA連合会にはもう説明が済んでいるとのことです。
わたしの考え
わたしは以前、別の学校の授業を見学したとき、子どもたちがもうふつうに生成AIを使っている場面を見ました。「小学校何年生にもわかるように教えて」と入力していた子もいました。もう使われている。だったら、正しい使い方とハルシネーション(AIがもっともらしい嘘をつくことです)のリスクを、先に教えるほうがいいと思います。むしろ遅いくらいです。この取り組み自体は、悪くないと感じました。
保護者のみなさんへ
お子さんの学校で9月にどんなお知らせが届いたか、教えてください。実際どう伝わるのか、わたしも気になっています。

