こんにちは!台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

9月16日の子育て・若者支援特別委員会で、令和7年度の母子保健事業(妊娠から子育てのはじめの時期を支える区の事業)の実施状況が報告されました。数字から見えたことと、わたしが質問したことをまとめます。

産前産後支援ヘルパーの利用が2.4倍に

「あったかハンド」は、家事や育児を手伝うヘルパーを区の補助で頼める制度です。令和7年度に利用したお子さんは932人。前年度の382人から大きく増えました。派遣時間も約1万800時間から約2万4,700時間へ。とくに1歳児(10人→263人)と2歳児(10人→129人)の利用が伸びています。

重い買い物袋を片方だけ持ってもらうと、帰り道がずいぶん楽になりますよね。ヘルパーはそんな存在だと思います。

委員会では、利用条件の「保護者が常に対応できる状況」について確認しました。「となりの部屋で休んでいて、何かあったら起こしてもらう」形でもいいのか。課長からは「保護者がすぐに対応できる状況であれば、問題なく利用できる」との答弁でした。区はこうした注意事項を、Q&A形式で整理して案内する方向で検討しています。

食事の支援は、いまは下ごしらえと配膳、片付けまで。味付けなどの仕上げは利用者が行う決まりです。「仕上げまでお願いしたい」という声は必ずあるはずなので、利用者の同意があれば柔軟に対応できるよう要望しました。

多胎家庭の利用率は下がっていました

一方で、双子や三つ子などの多胎世帯の利用率は50.0%から40.4%に下がり、派遣時間も1,281時間から980時間に減っています。全体が伸びているなかでの減少です。多胎家庭の支援に7年取り組んできたので、気になる数字です。

産後ケアに民間施設が加わりました

産後ケア(出産後に助産師などのケアを受けて体と心を休める事業)の令和7年度の利用率は、宿泊型24.4%、外来型18.9%、訪問型15.8%でした。訪問型は前年度の10.1%から伸びています。ただ、日帰り型は2.8%とまだ少ないです。

3月の予算特別委員会で、とりこえ助産院の休止を受けて、民間施設との連携や誘致を要望していました。今回「施設が2か所増える」との発言があったので、中身を質問しました。答弁によると、宿泊型で東京慈恵会医科大学、そして医療機関ではない民間施設の「YUARITO(ユアリト)STAY 日本橋浜町」と契約を進めているとのこと。YUARITOは近くの日帰り型施設「YUARITO DAY 日本橋浜町」とあわせての契約で、9月28日から区の助成で利用できるようになりました。

聞いたとき、ほっとしました。日帰りの選択肢が増えて利用がどう変わるか、来年度の数字で確かめます。

数字が大きく伸びた制度もあれば、まだ届ききっていない家庭もあります。ご意見は、お問い合わせフォーム(https://sayohomme.com/inquiry/)からお寄せください。



【追記】Q&Aが公開されました
委員会で確認した仮眠の扱いについて、区のQ&Aが出ました。保護者が不在の状況では利用できませんが、「仮眠程度」で「不測の事態に早急に対応できる状況」であれば、事業者と調整のうえで利用できる場合があるとのことです。寝不足のときは、まず事業者に相談してみてください。