こんにちは!台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

9月16日の子育て・若者支援特別委員会で、「都区児童相談共同運営モデル事業」について報告がありました。名前は長いのですが、台東区の子どもを守る体制にかかわる変更なので、わかりやすくまとめます。

そもそも、どんな事業?

虐待など深刻なケースで、子どもを一時保護したり専門的な判断をしたりするのが児童相談所(児相)です。台東区はいま、東京都の児童相談センターが担当しています。いっぽう、日々の子育て相談や見守りは、区の子ども家庭支援センターが受け持っています。

この「都」と「区」の間で情報や判断がずれると、支援がすき間からこぼれてしまいます。そこで令和3年12月から、東京都・台東区・中央区の3者で協定を結び、一緒に運営するモデル事業を続けてきました。

3者から2者へ、そして連携を強化

今回の報告のポイントは2つです。

ひとつは、令和9年度中に台東区の担当が、児童相談センターから新しい都の児童相談所へ変わること。都は墨田区内の「すみだ保健子育て総合センター」に都立児童相談所を新設し、墨田区と台東区の2区を担当する方向で検討を進めてきました。

もうひとつは、これをふまえて令和9年1月から、協定を東京都と台東区の2者に切り替えてモデル事業を続けることです。あわせて、次の連携強化が予定されています。

・児童相談センターの中に、台東区専任の職員体制をつくる
・区が受け持つ個別のケースに、都の職員が助言するケース会議を設ける
・心理職(子どもや保護者の心のケアを担う専門職)の勉強会を増やす
・区が緊急の通報を受けて対応を決める会議に、命や安全にかかわるおそれが高いケースでは都の職員も参加する

担当が変わる前の連携強化は、かかりつけ医が変わる前に、紹介状とこれまでのカルテをしっかり渡しておくのに似ています。新しい先生に一から説明し直していたら、そのあいだに大事なことを見落としかねません。

わたしが気にしていること

いちばん気になっているのは、新しい都の児童相談所との連携です。資料では「引き続き都と協議を進める」とされていて、具体的な中身はまだ決まっていません。担当が切り替わる時期は、引き継ぎもれが起きやすい時期でもあります。

同じ日の委員会では、台東区で虐待や養育の悩みに関する相談が増えていることも報告されました。こちらの記事にまとめています。
https://sayohomme.com/2026/09/29/44527/

相談が増えるなかで、都と区がしっかり手を組めるかどうかは、子どもの安全に直結します。新しい児童相談所との連携がどう決まっていくのか、わたしも委員会で確認していきます。

子育てのなかで「誰に相談すればいいかわからない」と感じたら、まずは区の子ども家庭支援センターを頼ってください。区政へのご意見は、お問い合わせフォームから届けてください。
https://sayohomme.com/inquiry/