こんにちは!台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

今日は、次世代育成地域行動計画へのパブリックコメントで寄せられた、教育現場での課題についてお話ししたいと思います。

 

 

パブリックコメントとその回答はこちら

https://www.city.taito.lg.jp/kugikai/kaigi/iinkai/tokubetsu/kosodateshien/070217kosodate.files/7-1-1.pdf

今回の蔵前小学校に関するパブコメは最後のほうの24ページにあります。

 

蔵前小学校の音楽教育の現状

蔵前小学校では、素晴らしい音楽教育が行われています。

6年生の音楽の授業では金管バンドに取り組んだり、課外活動としてオーケストラに参加できたりと、子どもたちが本格的な楽器に触れ、練習を重ねて発表する機会があります。

これは子どもたちの情操教育にとても良い影響を与えていると感じています。

見えてきた課題

しかし、ここで一つ課題があります。

現在、金管バンドにかかる費用(外部専任講師料・楽器代)は、PTA会費から支出されているそうです。

具体的には、6年生の児童数に応じて費用が算出され、PTAに加入している保護者が負担しているのです。

 

これって、おかしくないですか? 🤔

音楽の授業は公教育の一環です。

PTAに加入している保護者だけが負担するのではなく、きちんと公的な予算で賄うべきではないでしょうか。

また、楽器の購入に関して、保護者側への事前相談なしに進められることがあるという声もパブコメには載っています。

他の自治体では寄贈に関する手続きが明確に定められているのに対し、台東区での運用にはまだ改善の余地があると感じています。

 

横須賀のPTAでは
寄付についてきちんとHPにも書いてます!

原則PTAから学校への寄付・寄贈はNGと考えてください。

●但し寄付・寄贈ができる場合があったとしても、まず前提として「PTAが100%任意加入であること」が必要です。「半強制加入で徴収したPTA会費からの寄付・寄贈」については、学校は受け取れません。

■法律としては
①学校教育法「学校設置者が学校経費を負担する」と定められている
②地方財政法「本来公費で負担すべきお金を私費(保護者負担金)やPTA会費で負担することは違反」

 

区の考え方

教育委員会からは、外部講師料や楽器の購入・修繕費用については、各学校からの要望に基づいて予算編成を行っているとの回答がありました。また、物品の寄贈については、寄付申請書の提出と審査が必要とのことです。

 

【朗報です!】

委員会での議論を経て、来年度については蔵前小学校のこの費用を区が負担することが決まりました!👏

 

子育て若者支援特別委員会での議論はこちら

 

今後の課題

でも、ここで考えたいのは、他の学校でも同じような事例があるのではないか?ということです。

寄付はありがたいことですが、授業に関わる部分については、まずは税金で賄うべきではないでしょうか。

 

今後も、子どもたちの豊かな音楽教育のために、保護者の皆さまの声をしっかりと区政に反映させていきます!

皆さまのご意見もぜひお聞かせください。

 

また、うちのPTAも授業に関わる部分について寄付をしているよ!という方は
ぜひ、お知らせください。

 

学校とPTAの間のやり取りでもあるので、
なかなか区として何かをやることが難しい部分でもあるのですが、
授業に関する部分について「寄付」があるというとは
区が払っているお金が「足りない」ということでもあるので、
ぜひ教えていただければと思います。

 

台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ